中国　環保総局が初の国家環境友好事業賞を授与

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.04.12 【情報源】中国／2006.06.09 発表

　9日、国家環保総局は北京で授賞式を行い、中国石油西気東輸パイプ工事など10件の建設事業に「国家環境友好事業」の名誉称号を与えた。これは中国建設事業の環境保護における最高の賞である。
　第1次10件の「国家環境友好事業」は3名の院士を含めた審査専門家15名により、厳格な初期審査、再審査、現場審査と公示などの手順で、全国163件のプロジェクトから選ばれたものである。審査時に、100名の環境ボランティアを募集し、審査の全過程を監督し、公平性を確保した。受賞事業は環境影響評価や「三同時」制度などの環境規定を厳守し、環境保護の点で同種事業中に最も優れ、総事業費は1000億元を超え、高いモデル性と代表性を備えている。
　受賞事業は以下の通りである：中国石油西気東輸配管事業、雅リュウ江二灘水力発電所事業、蘇州河環境総合対策一期事業、大連大有恬園住宅区一期事業、華陽電業有限公司ショウ州後石発電所一期事業、神府東勝炭鉱朔州から黄港までの鉄道事業、京珠国道主幹線・湖南臨湘から長沙までの高速道路事業、華潤電力登封有限公司一期事業、広州市地下鉄二号線一期事業、中国石油新疆油田子会社石西油田開発建設事業。そのほか中国水電顧問集団成都勘測設計研究院が環境影響評価優秀賞、広州市地下鉄設計研究院が環境保護設計優秀賞、米国グローバルコンサルティングサービス会社が環境監理優秀賞を獲得した。【中国国家環境保護総局】