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環境ニュース[海外]

EPA、フォード社と低燃費自動車開発協定を締結

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.10.23 【情報源】アメリカ/2001.10.12 発表

 10月12日、EPAは、自動車の燃費改善のため、フォード社と油圧式ハイブリッド自動車の開発を目指す協定を締結したことを発表した。
 EPAのホイットマン長官は、「これは、EPA独自の自動車技術を開発することを目的とした、自動車メーカーとの初めての協力協定である。消費者の役に立ち、環境保護に益する、公と私のパートナーシップの良い一例である」と評価した。
 この協定に基づいて開発されテストされる技術は、軽量トラックおよびスポーツカーの燃費を著しく改善する可能性を有している。これにより、アメリカの輸入石油への依存度を下げることが可能になり、温室効果ガスの排出を削減し、さらに、消費者の支出を節約することができる。この基本的な技術は、もともと、ミシガン州アン・アーバーにある、EPAの「連邦自動車・燃料排出研究所(National Vehicle and Fuel Emissions Laboratory)」によって開発されたもので、フォード社との協同協定に基づき改良されてきた。
 電気のハイブリッド車と比べ、油圧式ハイブリッド車は、コストやパワーの面で優れているという。この技術が市場に導入されるまで時間がかかるが、本協定において、フォード社は、2010年までにパイロット版を実際に道路で走らせることを目的として、この技術をさらに発展させるために、投資することに合意した。【EPA】

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