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環境ニュース[海外]

国連欧州経済委員会閣僚会議 「リオ+10」に向けた優先課題を決定

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.10.05 【情報源】国連/2001.09.25 発表

 国連欧州経済委員会(UNECE)は、9月24〜25日、ジュネーブにおいて、来年南アフリカのヨハネスブルグで開催される「リオ+10」サミットに向けた準備について検討した。この地域準備会合は、UNECEと国連環境計画(UNEP)によって開催されたもので、世界各地から550人の代表が出席した。
 今回の会合では、「リオ+10」サミットにおいて鍵となる政策及び優先課題について、UNECE加盟のすべての国が合意した。決定された優先課題は、貧困の根絶、自然資源の持続可能な管理と保全、グローバル化した活動を持続可能なものにする、すべてのレベルにおけるガヴァナンス及び民主的プロセスの改善、持続可能な開発への資金援助、意思決定のための教育・科学・技術など。
 議長を務めたスイスのDEISS外務大臣は、各国がコミットメントと可能性に基づいて、世界的に共通する目標に向け、それぞれ貢献するという「グローバル・ディール」というコンセプトを披露。この方向で、「リオ+10」が新天地を開くべきだと締めくくった。
 欧州委員会のヴァルストロム環境委員も、この会議の結論を歓迎。決定された優先課題は、欧州委員会が今年2月に提出した提案と大部分、一致するとした。また、特に、環境効率性、及び資源当たりの生産性の向上について、合意がなされたことを評価した。なお、宣言では、環境と健康の統合、再生可能・不可能な資源の開発圧力が環境のもつ能力を上回ることがないようにすることなどが強調された。また、エネルギー効率の向上など、経済成長と環境への圧力の「デカップリング」についても合意されている。【国連欧州経済委員会・欧州委員会環境総局】

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