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環境ニュース[海外]

欧州委員会 新道路白書「持続可能な運輸」を提唱

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.09.25 【情報源】EU/2001.09.12 発表

 欧州委員会は、今後10年間のEUの運輸政策の方向を示す白書「2010年に向けた欧州の運輸政策」を採択した。白書では、ユーザーのニーズを運輸戦略の中心に据え、渋滞緩和や競争政策の推進を掲げるとともに、持続可能な開発に向けた具体策も示した。
 白書では、何もしなければ、EUの自動車輸送量は2010年までに1998年レベルの50%増になると推計。鉄道は衰退し、京都議定書の目標にも関わらず、環境汚染も悪化すると警告する。
 環境対策として、外部コストを勘案し最も汚染の少ない輸送手段を促進するようインフラストラクチャーを変革する、影響を受けやすい地域を特定する、クリーン燃料を促進すること等を掲げている。
 また、特に燃料税については、各国のディーゼル燃料税の調和を図ることを掲げた。現在、ディーゼル燃料税は、イギリスの1000リットル当たり797ポンド(135,490円)から、ギリシャの246ポンド(41,820円)まで、EU加盟国間で大きな差がある。欧州委員会は、税システムは道路輸送の真のコストを反映する必要があるとして、現在のEUの平均よりも高いレベルで燃料税の調和が図られれば環境保全上のメリットもあると主張している。【欧州委員会】

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