フランス　環境保護分野への支出は経済成長率を上回る伸び

　フランスのオラン　エコロジー・持続可能な開発大臣は、4月18日、環境経済勘定委員会の年次会合を開催した。会議では、2004年の環境経済勘定に関する報告書、および「モビリティ、運輸と環境」に関する報告書が発表された。
　2004年の環境経済勘定報告書では、環境保護分野に対する支出は、1990年以降、6.1％増加し、国の経済成長率（3.4％）よりも、急速に伸びていることが明らかになった。また、今日の雇用全体の1.5％（37万人）は、環境に関連しているという。
　なお、「モビリティ、運輸と環境」に関する報告書は、エコロジー・持続可能な開発省と設備・運輸省の連携作業によるもの。モビリティに関する分析に続き、温室効果ガスの排出や健康への影響が懸念される汚染物質の排出のみならず、騒音、自然生息地への影響など、運輸部門による環境負荷が示されている。【フランス　エコロジー・持続可能な開発省】