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環境ニュース[海外]

スコットランド 白鳥から高病原性H5N1型鳥インフルエンザを検出

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.04.20 【情報源】イギリス/2006.04.11 発表

 獣医学研究所(VLA)の検査で、スコットランドのファイファで見つかった白鳥の死体から、高病原性H5N1型鳥インフルエンザウィルスが検出された。
 スコットランドおよび英国当局は、すでに緊急の獣医学的リスク評価を行い、鳥類学専門家に本ケースの状況に関する考えや、家禽やペットの鳥などに及ぶリスクの程度について意見を求めている。しかし、現段階の予備的リスク評価によれば、イギリス全体で、家禽の小屋内での飼育を義務付けることは必要無いという結論が出た。現在、保護地域および監視地域で実施されている対策に加え、さらに地域的な対策が必要かどうか検討が行われている。最終的な獣医学的リスク評価が出てから、その他のアドバイスを出すものとし、現状に関する情報は、毎日アップデートされる。
 スコットランドでは、既に、白鳥が発見された場所から半径3キロメートル周辺を保護地域として、家禽は飼育小屋内に収用されている。また、半径10キロメートルを監視地域に指定している。現在のところ、市民の健康に対する心配はないものと考えられている。
 なお、4月11日には、この白鳥はオオハクチョウであったことが明らかになった。この時期、オオハクチョウは、イギリスを離れ、夏の営巣地に向かうと見られている。
 また、政府は死んだ鳥を見つけた場合の連絡先や、鳥の死体の処理方法(素手で触れず、使い捨て手袋などを着用すること等)について、情報を提供している。【イギリス環境・食糧・地方省】

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