一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ドイツ連邦環境大臣 天然ガス車普及を訴える

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.09.07 【情報源】ドイツ/2001.08.31 発表

 ドイツ連邦環境大臣トリッティン氏は、数年間にわたって続いた連邦環境省の、天然ガス車導入のためのパイロットプログラムを終えるにあたり、ハノーバーで次のように述べた。天然ガス車は、実用テストを終えた段階にある。現代車が満たすべき要求も満たしており、天然ガス車の導入を妨げる何ものもない。
 同プロジェクトは、環境省の4200万マルク(21億円)の支援の下、Hannover、Augsburg、Bad Harzburg/Landkreis Wernigerode、Usedom島の4箇所、すなわち、大都市、農村地帯、療養都市といった様々な条件の都市で行われた。天然ガス車の導入により、合わせて100トンのNOx、11トンの粒子状物質の排出を抑制することができた。環境面でのパフォーマンスの向上は、同じく環境省の促進する同地域での交通計画(Augsburgにおける路面電車網、Usendomにおけるレールバス網)によるところも大きい。供給スタンドの整備も進められており、目下ドイツ全体でおよそ210箇所ある。
 トリッティン大臣によれば、天然ガス車導入にかかる投資も、石油の75%を削減することができることを考えれば見合うものである。タクシー等、都市内部において頻繁に用いられる車両として、都市の空気を汚染するディーゼル車に対する、経済的な選択肢である。トリッティン氏は、上記のパイロットプロジェクトの成功を受けて、各州に天然ガス車促進のためのプログラムを策定するよう呼びかけた。【ドイツ連邦環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース