イギリス・ブラジル　持続可能な開発について対話　気候変動作業部会を創設へ

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2006.03.24 【情報源】イギリス／2006.03.07 発表

　イギリスのベケット環境大臣及びブラジルのセルソ・アモリン外務大臣は、3月7日、ロンドンにおいて、持続可能な開発に関する両国のハイレベルな対話を開始し、気候変動に関する作業部会を創設する共同宣言に署名した。
　両国は、この宣言により、気候変動、生物多様性、森林管理など、持続可能な開発に関する一連の問題について、2国間協力の枠組みを確立した。イギリス、ブラジル間の持続可能な開発に関する対話の主なテーマは以下のとおり。
●自然資源保護及び持続可能な管理（生物多様性に関する対話の増加、持続可能な森林管理に関する支援など）
●気候変動、及び持続可能な開発のためのエネルギー
●貧困及び格差
●能力開発及び組織の発展
●持続可能な開発のための科学技術
　また、気候変動作業部会では、以下の5分野に重点的に取り組む。
●地球規模での低炭素技術の推進（持続可能なバイオエネルギーに関する取組みなど）
●気候変動の影響の評価について、科学的な協働作業の改善
●長期的な協力の形の可能性に関する、政策上、重要な問題について、意見交換
●ラテン・アメリカの炭素市場において、ブラジルが果たす中心的な役割を強化
●気候変動、貧困撲滅、社会の発展の関連性に関する対話
【イギリス環境・食糧・地方省】