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環境ニュース[海外]

イギリス・インド トラなどの密猟・違法取引対策を検討

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.02.27 【情報源】イギリス/2006.02.06 発表

 イギリスのジム・ナイト生物多様性担当大臣は、インドを訪問し、密猟や違法取引によって絶滅の危機に瀕しているトラの減少防止対策を行うことで、インドのラジャ環境・森林大臣と合意した。
 インドのデリーでは、今回、初めて、「野生生物犯罪ワークショップ」が行われ、両国の法令執行担当者、保護団体などが参加した。関係者は、トラ、ヒョウ、その他の希少野生生物の急速な減少は、主に、密猟や違法取引によるものだという認識で一致。ワークショップでは、監視の改善や罰金の強化を通じて、密猟を阻止するよう、インド各州の政府が行動計画を策定・実施することが勧告された。インドの野生生物担当官は、まず、一つの州で試行的な計画を策定し、それをモデルとして他の州に広げていくことに合意した。
 また、イギリス・インド両国の大臣は、野生生物担当官や法令執行担当者、保護団体などが一体となって、国境を越えた情報交換を行う必要性があることに同意した。
 両国は、これからも引き続き同様のワークショップを行う予定である。なお、トラの毛皮や、医薬品に使われる歯・爪・骨、またアンテロープの毛皮なども人気が高く、密猟のおそれがあることから、同様のワークショップが、中国やネパールでも必要と考えられている。【イギリス環境・食糧・地方省】

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