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環境ニュース[海外]

温室効果ガス排出量の最新データを公表 2004年は前年から微増

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.02.08 【情報源】イギリス/2006.01.23 発表

 イギリス環境・食糧・地方省が1月23日に発表したデータによると、イギリスは京都議定書目標を達成する軌道にのっている。2004年、6種類の温室効果ガス全体の排出量は、基準年(1990年)と比較して14.6%減少した。イギリスは、京都議定書の約束を果たすため、2008年から2012年の間に、温室効果ガス排出量を12.5%削減することに合意している。
 ただし、2004年のCO2排出量は、2003年と比較して0.5%の増加となっている。これは、石炭の消費削減によって排出量が減った以上に、天然ガスと石油の消費からの排出量が増加したことに起因する。
 一方で、1990年から2004年にかけて、CO2排出量は5.6%の純減となっており、エネルギー価格、経済成長、気候変動をめぐる政策などを考慮して、2010年までに10%以上の減少を政府は見込んでいる。現在、20%以上の削減を達成するというイギリス独自の目標を達成するため、追加的な政策が検討されている。
 気候変動担当のモーレイ大臣は、最近のエネルギー価格の高騰によって、目標の達成が困難になっていることを指摘する一方で、昨年、G8およびEUの議長国期間中になされた合意事項を押し進めるため、効果的な取り組みを行っていかなければならないという決意を示した。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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