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環境ニュース[海外]

絶滅危惧種が増加

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】カナダ/2000.12.01 発表

 COSEWIC(絶滅の危機に瀕する野生生物に関する委員会:Committee on the Status of Endangered Wildlife in Canada)は12月1日、カナダ国内の絶滅危惧種の最新リストを公表した。今回11種が新たに加わり合計は364種となった。今回新たに加わった11種は、「絶滅危惧種(Endangered)」が5、「準絶滅危惧種(Threatened)」が5、「危惧種(Special Concern)」が1となっている。
 今回は、すでに掲載されていた28種についても再評価が行われた。作業はIUCN(the World Conservation Union:世界自然保護連合)のグローバル・モデルを基礎として、COSEWICが開発した数量基準によって行われた。その結果、20種がレベル変更なし、7種がレベルアップ、1種がレベルダウンとなった。この結果についてCOSEWIC委員長のグリーン博士は「リスト掲載種は増加する一方」として懸念を表明した。
 COSEWICは野生生物のエキスパートによる独立組織で、大学・博物館・地方政府・環境保護NGO、連邦政府機関などが構成メンバーとなっている。来年からは先住民族コミュニティも参加することになっており、彼らの自然との共生の知識も活用されていくことになる。【カナダ連邦環境省】

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