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環境ニュース[海外]

第2回ドイツ・中国環境フォーラムを開催

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2006.01.26 【情報源】ドイツ/2006.01.12 発表

 第2回ドイツ・中国環境フォーラムが1月11日から13日まで、中国・青島において開催され、両国の政治、経済、学術界から300名以上が出席した。フォーラムは、ドイツ側は連邦環境省、財界アジア太平洋委員会および技術協力公社が連邦経済省と連邦開発省の協力を得て、また、中国側は、国家環境保護総局が国家発展改革委員会、青島市の協力を得て開催した。
 フォーラムでは、「青島イニシアティブ」が締結され、環境保護のために、両国政府の関係強化を戦略的に構築することが強調された。
 今回のフォーラムでは、持続可能なエネルギー供給、特に再生可能エネルギーの拡大に関する両国の協力について、重点的に話し合われた。中国は、再生可能エネルギーの買取に関する法律を施行するなど、再生可能エネルギーの促進に積極的に取り組んでおり、2020年までに、総合エネルギー需要の15%を再生可能エネルギーで供給することを目指している。また、風力エネルギーは、今後15年で、現在の30倍に当たる30GWに拡大するとしている。太陽熱温水利用に関しては、既に、中国は、世界で導入されている容量の60%を占めている。さらに、再生可能エネルギーの拡大により、今後3年以内に、電力供給を受けていない地域の100万人の人々に電力を供給することを目指している。
 また、フォーラムでは、他に、資源利用の効率化、物質循環経済、そして持続可能な消費・生産といったテーマが重点的に話し合われた。
 なお、フォーラムの開催と同時に、ドイツ企業と中国のクライアントとの商談の場が設けられ、数多くのプロジェクトの実施協定が結ばれた。【ドイツ連邦環境省】

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