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環境ニュース[海外]

EUの温室効果ガス排出削減は安定軌道上 2010年までに9.3%減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.12.14 【情報源】EU/2005.12.01 発表

 気候変動枠組み条約事務局に提出される欧州委員会の報告書により、EUは、すでに実施中の、または計画中の政策・措置及び第三国での事業によって、京都議定書温室効果ガス排出削減目標を達成する軌道上にあることが明らかになった。
 加盟国からの最新の予測によれば、既存の政策及び措置、かなり進んだ計画段階にある追加的な取り組み、第三国から得られる排出クレジットを組み合わせることによって、EU15カ国からの排出量は、2010年までに、1990年レベルから9.3%削減される。これにより、議定書の目標、すなわち、EU15カ国の排出量を、2008年から2012年までに、1990年レベルから8%削減するという目標は、明らかに達成される。ただし、既存の政策及び措置だけでは、1990年レベルから削減できる量は1.6%に留まる。現在、計画中の追加的な措置を実施することで6.8%減、これに、第三国からの排出クレジットの獲得を加えて9.3%減を達成できると見込まれている。
 また、この予測によれば、EU25カ国の排出削減は11%以上となる。排出削減目標を持つ17カ国はこれに適合するよう事業を策定し、その他の国ではさらなる活動を特定する段階にある。【欧州委員会環境総局】

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