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環境ニュース[海外]

EPA 北京での温室効果ガス・大気汚染物質の排出削減策に関する調査を支援

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.12.09 【情報源】アメリカ/2005.11.23 発表

 中国の調査チームが、2008年の北京オリンピックの前後の期間において、温室効果ガスおよび大気汚染物質の排出を大幅に削減するための戦略の概要を示した。これは、EPAの「統合的環境戦略(IES)プログラム」による支援を受けたもの。
 この調査によると、クリーン・エネルギー技術およびクリーン・エネルギー政策を採用することにより、北京市では、2010年に年間CO2排出量を最大で22%削減し、また粒子状物質も最大で年間40%削減することができる。
 調査チームは、「北京オリンピック大気質行動計画」の利点に関する詳細な分析を行い、大気質を改善するため、天然ガスの利用拡大、エネルギー効率化、「グリーン」輸送(よりクリーンな燃料を使用したタクシー、公共交通手段の拡大)といった手法について検討した。このような手法が実施されれば、1400万人近くが居住し、さらに急速に拡大している北京市において、市民の健康の改善、CO2排出量の抑制といった利益が得られることとなる。また、今回の研究の結果は、中国国内の幅広い政策決定者に広まることが期待されている。
 なお、EPAの統合的環境戦略プログラムは、途上国の研究者および政策決定者と協力して、温室効果ガス大気汚染物質の排出の削減に関する政策について、環境上、市民の健康上、経済上の利益を分析・定量化するものである。【EPA】

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