アセス法、許認可法を改正する一括法施行

　連邦環境大臣トリッティン氏が提案していた、EU法上の環境許認可手続きを国内法に転換する一括法が、8月3日施行される。この法律の要点は、環境アセス手続の改正、産業施設ならびに廃棄物処理施設に関する許認可法の改正である。
　これによって、多くの施設計画に対する公衆参加がはじめて可能となる。また、環境情報に対する市民のアクセスが容易になり、手数料も安くなる。さらに、将来、環境マネージメントシステムに参加する企業に対する環境法上の監督を緩和するための前提が整えられる。
　EU法上の与件が一括法によってドイツ法に転換されることにより、企業にとっては、投資に際しての法的安定性を獲得することができる。また、これによって、欧州裁判所に提起されているドイツに対する訴訟を終わらせることもできる。【ドイツ連邦環境省】