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環境ニュース[海外]

スペインとの再生可能エネルギー分野での協力を強化

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2005.10.26 【情報源】ドイツ/2005.10.07 発表

 ドイツとスペインは、10月7日、再生可能エネルギー分野における協力を強化する共同文書に署名した。これにより、既に始まっている両国の協力体制に法的な土台ができた。
 ドイツのトリッティン環境大臣は、「両国は、電力分野における再生可能エネルギーの拡大に世界で最も成功している国である。これは、両国とも、適切な法的枠組みを構築しているためである」と述べた。
 ドイツでは、再生可能エネルギー法により、再生可能エネルギーによる発電電力の固定価格での買い取りが補償されている。スペインにも同様の法律がある。これにより、再生可能エネルギーへの投資に、高い安定性がもたらされている。電力需要における再生可能エネルギーの割合は、ドイツでは11%、スペインでは20%である。また、両国では、再生可能エネルギーによる発電単価は、1kWhあたり7〜8.5セント(8.5〜11.5円)であり、これは他国と比較して大変安い。両国のような法律を持たない国では、発電単価はまだまだ高く、例えばイギリスでは10セント(13.5円)、イタリアでは15.5セント(20.9円)である。
 両国の協力関係は既に始まっており、2005年初めにはマドリッドでワークショップが開催され、また12月半ばには、ドイツでワークショップが開催される予定である。
 EU内では、既に15カ国が、ドイツの再生可能エネルギー法と同様の固定買取価格を設定した法律を導入しており、これらの国々もワークショップに招待されている。【ドイツ連邦環境省】

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