オランダ　将来の環境アジェンダを準備へ

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2005.10.24 【情報源】オランダ／2005.10.05 発表

　「オランダの環境政策は行き止まりに近づいている。今日の環境問題について解決策を見つけたいと思うなら、環境政策は、一層、賢く、最新のものにならなければならない」・・・オランダのファン・ヘール国務大臣は、議会下院に提出する「将来の環境アジェンダ　概要文書」の中で、こう記した。
　「将来の環境アジェンダ」は2006年2月に完成する予定だ。今後数ヶ月のうちに、概要文書及び議会下院での議論を踏まえ、アジェンダに具体的な行動が盛り込まれていく。また、これと平行して、大臣は、環境に関する新しいアイデアを得るため、産業界、学術団体、社会団体、市民、関係行政機関の代表を招いて、討論を行う予定である。スポーツ用多目的車から、飲料水に混入したプロザック（抗うつ剤）、環境違反の際の名前の公表、原子力エネルギーまで、様々なテーマが取り上げられる。
　ファン・ヘール大臣は、「オランダは、環境政策分野で、再び、欧州におけるリーダーの役割を果たさなければならない。我々は最初に問題に取り組んだのだ。一層、賢い、最新のアプローチを最初に導入する者になりたいと思う」と述べ、将来の環境政策について、共に議論しようと呼びかけた。【オランダ住宅・国土計画・環境省】（英語版）