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環境ニュース[海外]

クリントン大統領 渡り鳥保護対策を強化

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2001.01.11 発表

 クリントン大統領は、連邦関係機関に対し、渡り鳥保護対策の強化を求める命令を発した。アメリカでは、渡り鳥条約法(the Migratory Bird Treaty Act)などにより、渡り鳥とその生息地の保護が義務づけられている。今回の命令はこうした法律の実施を一層強化するため、渡り鳥の個体数に著しい影響を及ぼすような事業を行う連邦機関に対し、魚類・野生生物サービス局(Fish and Wlildlife Service)と協力して、2年以内に渡り鳥保護のための覚書(Memorandum of Understanding)を策定・実施するよう求めた。
連邦機関は、この覚書を、土地利用計画の策定や改定、許認可やその更新、契約や合意を行う際に活用する。
 併せて、今回の命令の実施状況を監視するため、内務省に渡り鳥保護協議会(Coucil for the Conservation of Migratory Bird)を設置することとなった。同協議会は、内務、通商、農業、運輸、防衛、環境等の連邦行政機関の部局長らで構成。渡り鳥の保護のため最新情報を交換するとともに、この命令の達成状況について年次報告書を作成し、渡り鳥の保護に貢献した者に対して贈られる「連邦渡り鳥管理大統領表彰」の候補の選定などを行う。【ホワイトハウス】

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