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環境ニュース[海外]

ダーウィン・イニシアティブの新規プロジェクトに約21億円

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.07.05 【情報源】イギリス/2005.06.16 発表

 生物多様性担当のジム・ナイト大臣(政務次官)は、ダーウィン・イニシアティブにより、今後3年間で1050万ポンド(約20億9000万円)を新規プロジェクトに拠出することを発表した。
 ダーウィン・イニシアティブは、途上国生物多様性の保全と持続可能な資源利用を目的とするもの。1992年の設立以来、イギリス政府が拠出してきた4500万ポンド(89億5000万円)に上乗せをする形で、今回の拠出は行われる。今回の拠出では59カ国でのプロジェクトが予定されており、具体例として、カンボジアでの生物種の保全、ウガンダにおける農業慣行と生物多様性保全の両立、またルーマニアの若者による山での保全活動が挙げられた。
 ダーウィン・イニシアティブは、これまで、イギリスの大学や研究所と協力しながら、毎年700万ポンド(約13億9000万円)という額の投資活動により、100以上の国で約400のプロジェクトを支援してきたとナイト氏は述べた。また、地域の野生生物保護、地域経済や保健にも貢献している。中には、エイズなどによる深刻な影響がある地域で、地域コミュニティが主体となったエコツーリズムや薬用植物の栽培プロジェクトを行なった例もある。
 さらに、2005/06年に向けて、69,729ポンド(約1390万円)を28のプロジェクト準備補助に投入し、40,760ポンド(810万円)を新規の奨学金に割り当てることをナイト氏は発表した。奨学金は、エルサルバドル、チリ、ケニアなどで、ダーウィン・イニシアティブに参加していた現地のプロジェクト要員のイギリスでの訓練などに充てる。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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