住居・国土計画・環境省の政策提案づくりに市民が参加

　オランダで、市民から選ばれた5つの政策課題について、市民のグループが住居・国土計画・環境省の職員と協力して解決策を検討する試みが始まる。
　5つの政策課題は、2004年末に同省が実施した「市民のアジェンダ」調査で上位に上がったもの。(1)自然、住宅、水、レクリエーションと産業の持続可能なバランス、(2)十分に手が届く住宅づくり、(3)都市緑地、(4)近隣施設、(5)執行　という5つの課題が選ばれた。その後、2月に、国内の様々な地域で公聴会が開かれ、各課題の詳細について検討された。
　今後、市民のグループは同省職員とともに、2005年夏までかけて、解決策を模索する。解決のための提案は、ファン・ヘール大臣に提出され、同大臣が、今秋に開催される閉会会合で、市民への回答を行う。【オランダ住宅・国土計画・環境省】（英語版）