一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス環境・食糧・農村地域省、使い捨て電子タバコ禁止法案を提出
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2024.11.12 【情報源】/2024.10.24 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、イングランドで 2025年6月1日 から使い捨て電子タバコの販売・供給を禁止する法案を議会に提出した。使い捨て電子タバコは再充電や詰替えが不可能で、多くがリサイクルされずに一般廃棄物として廃棄、あるいはポイ捨てされている。
2023年 にイギリスでは、2022年 の 4倍 にあたる毎週約500万個がゴミ収集容器や路上へ廃棄されたと推定され、国民の 9.1% がこれらの製品を購入・使用している。
使い捨て電子タバコの使用拡大の結果として、路上のごみ散乱、リチウムイオン電池による火災、プラスチック・鉛・水銀などの環境中への放出による汚染、希少なリチウムの回収の困難さ、若者による使用、などが問題となってきた。
2024年2月 に実施された意見公募では回答者の 69% が規制に賛意を示した。
イングランド以外の各分権政府でも禁止措置導入に向け調整が行われており、健康と環境を守り、使い捨て文化から脱却して循環型経済の進展をはかるという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】