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環境ニュース[国内]

欧州委員会、屋外施設への禁煙エリア拡大と加熱式・電子たばこの適用を提案

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2024.10.02 【情報源】/2024.09.17 発表

欧州委員会は、たばこの副流煙やエアロゾルの影響からEU市民、特に子供・若者を守るため、禁煙環境政策の拡大を加盟国に勧告することを提案した。

たばこは癌の主要リスク要因であり、「欧州がん撲滅計画」では2040年までに喫煙者を人口の 5%未満 にすることを目標としている。

提案の主な内容は、
・禁煙エリアを屋外施設に拡大:公共の遊び場、遊園地、プール、医療・教育設備に隣接する屋外、停留所や駅、公共施設等。
・加熱式たばこ、電子たばこも対象:これら製品は市場シェアを大幅に拡大。その受動喫煙がもたらす悪影響(呼吸器系・循環器系の重大な問題等)を世界保健機関(WHO)が報告。
・たばこ、ニコチン規制、中毒予防の強化:EU4Healthプログラムから 1,600万ユーロ、Horizonプログラムから 8,000万ユーロの直接助成金等で支援。
・子供や若者の健康保護を支援する予防ツールキットを開発。

尚、保健政策は加盟国の権限であることから、自国の状況やニーズを考慮し、適切な政策を通じて、この勧告を実施するよう求める。

【欧州委員会】

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