一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、「国家種の支援プログラム」最初のプロジェクトとしてアシナガワシの保護を支援
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2024.09.27 【情報源】/2024.09.16 発表
ドイツ連邦環境省(BMUV)は、メクレンブルク・フォアポンメルン州で実施されるアシナガワシの保護プロジェクトに国家種の支援プログラムの枠組みで資金援助を行うことを公表した。国家種の支援プログラムは再生可能エネルギーの拡大によって影響を受ける様々な種の保護と生息地の改善を実行するために設立されたもので、現在、年間 1400万ユーロ の予算が用意されている。
アシナガワシの保護は、ドイツ野生生物財団、 NABU国立自然遺産財団、メクレンブルク・フォアポンメルン環境・自然保護財団によって共同で実施されてるもので、国家種の支援プログラムから 2028年 までに総額で 約950万ユーロ の資金が提供される。
ドイツ連邦自然保護庁(BfN)のリーヴェンヘルム長官は、
「アシナガワシは、風力タービンとの衝突によって被害を受けた種の一つであり、保護プロジェクトにより湿原の復元、水域の自然化などが行われ、繁殖地と餌場の回復が進められる。種の長期的な保護を実現するために重要な対策を講じてくれるプロジェクト関係者に感謝する。」
と述べた。
【ドイツ連邦環境省】