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No.146

Issued: 2008.05.29

アマゾンの森を残すためにできることは?

目次
目の前に広がる広大な牧草地、プランテーション、そして“空き地”
開発に大きな影響力のあるビジネスセクターに働きかけ=ネイチャー・コンサーバンシー
貧困地域の生活向上プロジェクトに取り組む=POEMA(ポエマ)
アマゾン上流の観光ツアーで目にしたもの

 南米大陸に広がる世界最大の熱帯雨林アマゾン。総面積は日本の国土の20倍近くもあり、その規模や豊かな生態系から考えても「世界有数」という言葉がふさわしい場所です。この地で、大規模な森林破壊が問題になったのは1970〜80年代。いまだに、森林減少を伝えるニュースが毎年報道されています。現在までに、アマゾンの森林のうち14〜15%が失われたと見積もられており、NASAの衛星画像や航空写真からも森林破壊の様子をはっきりと見てとることができます。
 では、減り続けるアマゾンの森を、人々はただ黙って見ているだけなのだろうか? そんな疑問を抱きながら、アマゾンの70%を領土に含むブラジルに向かい、アマゾン保全のために現地で活動するNGOスタッフに話を聞きました。


■アマゾン熱帯雨林について
 南米の赤道直下を流れるアマゾン川流域に広がる森林地帯。ブラジル、ペルー、ボリビア、パラグアイ、コロンビア、べネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナと、9の国と地域にまたがっており、南米大陸の40%を占めています。そのうち、約70%がブラジル領。

■生態系:世界に残っている熱帯雨林の約3分の1がアマゾンに存在するといわれる。
・植物 約6万種
・哺乳類 300種以上
・鳥類 1000種以上

地図


目の前に広がる広大な牧草地、プランテーション、そして“空き地”

 アマゾン河口の主要都市・ベレンを一歩出ると、そこには舗装された二車線の道路。両脇にはアブラヤシのプランテーションや牧場、農耕地。そしてそのどれにも該当しない、まばらに木が生えた荒廃地がとても目立ちます。貴重な熱帯林地帯であるアマゾンに、広い広い“空き地”があちこちに存在することに、驚きを隠せませんでした。
 案内をしてくださったベレン在住の佐藤卓司さんによると、農地や牧場として土地を開拓した後、生産性が上がらなくなったために放棄されているところがとても多いのだそうです。熱帯雨林の土壌は、地上に育つ森や生き物の豊かさとは対照的にとても貧弱で、栄養分を蓄えた部分は地表から深さ数センチ〜数十センチほどしかなく、何度か作物を育てると土がやせてしまいます。牧場も同じで、牧草が次第に育たなくなるのです。その結果、広大な土地が放棄され新たな森が切られてしまう、というもったいない使い方なのです。
 「だったら肥料をまいて、土を耕せばいい」と思うかもしれませんが、これまでそういう意識が土地の人になかったこと、またその土地を放棄して新たに森を切り拓けば、作物が1〜2年の間はとても良く育つので、どんどん森が拓かれ土地が捨てられてきたのです。あるいは、やせた土地を5〜10年の一定期間放棄して、藪や林になったら再び焼畑をして2年程度農地に利用し、土地がやせたらまた放棄するということが、小規模農業者の間では普通に行われています。
 アマゾン熱帯林の約70%を国土に持つブラジルには、アマゾンの森林環境を守るための厳しい規制があるのですが、どうやら建て前だけでは解決しない問題があるようです。その原因を探りつつ、問題解決のために活動する2つのNGOに話を聞きました。

道に沿って、拓かれた土地が広がります

木材を運ぶトラックが行き交うタイランジャの街


開発に大きな影響力のあるビジネスセクターに働きかけ=ネイチャー・コンサーバンシー

TNCのフィールド・コーディネーター、ゲレイロさん。TNCで働く前、研修で日本に来たこともあるそうです。


 ネイチャー・コンサーバンシー(以下、TNC)は、アメリカで設立され、現在世界32カ国で生態系保全のための活動を行なっている環境NGOです。TNCがブラジルで活動を始めたのは1989年から。今回のインタビューでは、フィールドコーディネーターのジョゼ・ベニット・ゲレイロさんにお話を聞きました。
 ゲレイロさんは2004年からTNCのスタッフとして、アマゾン川流域の街・サンタレンのプロジェクトに携わっています。サンタレンはここ最近、急速に大豆畑の開発が進んでいる地域です。ゲレイロさんはここで、主に大豆栽培、サトウキビ栽培、牧場経営、森林管理などに携わる企業や農場主と、環境規制を守って生態系を保全するような経営を行なってほしいと啓発・指導・協力をしています。交渉相手の中には、サンタレンでの大豆取引を独占しているアメリカの大手穀物商社・カーギル社も含まれています。
 TNCの特徴は、保護指定地域や公有地だけではなく私有地での保全プロジェクトも展開していること。アマゾンの土地の約30%は私有地なので、生態系保全のために私有地の所有者を巻き込むことが大切なのです。
 「もちろん、環境保全はしているよ。こうやって木も残しているし」
 そんなふうに言う農場主たちに対して、「森を断片的に残しても生態系のバランスが保てないので、いつかはなくなってしまう」ということを伝え、地域全体で森を守っていくために協力を呼びかけています。


◆厳しい環境規制と弱いチェック体制


はらだ(以下、H)─  アマゾンの森林保全に関するブラジルの法規制はとても厳しいと聞いているのですが、どうして、森林破壊に歯止めがかからないのでしょう?

ゲレイロ(以下、G)─  おっしゃるとおり、ブラジルにはとても厳しい環境規制があります。例えば、アマゾンでは、所有地の森の80%は法的に保全し、20%しか利用してはいけないことになっています。問題は、規制を守らない牧場主や農場主、木材業者がたくさんいることです。政府による規制のチェック機能が弱く、また、森を切って得られる利益の方が、規制を守らなかったときの刑罰より大きいので、農場主たちが規制を守ろうとしないのです。これまでのビジネスのやり方を変えることが、私たちの活動の基本です。過去40年間の不幸な歴史を消すことはできませんが、私たちは変化をもたらすために何かをやらねばならないのです。

H─  食肉解体、大豆取引、木材業などに関わる大企業が、生産側に法律を守るよう働きかけないのはなぜなのでしょう?

G─  誰もその大企業に対してプレッシャーをかけないからです。だから、法的な条件を守って収穫された大豆とそうでない大豆が同じように売れるのです。
 でも、今は少しずつ変わってきています。2年ほど前から、アマゾンで栽培した大豆を取引する企業に対して、環境に配慮した生産者から購入するよう、グリーンピースやWWF、その他の小さなNGOの連合による強力なキャンペーンが行なわれています。


 森林破壊をパトロールする環境行政官は、アマゾンの広さから比べたら圧倒的に少なく、また木材業者は行政官の2ヶ月分の給料を1日で稼いでしまうのだといいます。これでは、いくら法律があっても、なかなか守られないのもわかる気がします。

◆異なるセクターとの関係を築く


H─  生態系を守り、森林伐採をくい止めるために、TNCが活動をする上で大事にしていることは何ですか?

G─  TNCは反対運動を行なう団体ではありません。環境、生態系を保全するということは、企業、NPOや研究機関、行政など異なるセクターとの関係を築くこと。人間が生きていくために必要な動植物やエコシステムを守るために、さまざまな異なるセクターと関係性を築き、経済的にも折り合いをつけながら事業を進めています。
 なかでも企業、農場主は影響力が大きいので非常に重要です。彼らと話して森林減少の責任を認識してもらい、自分たちが使おうとしている土地を次世代のために保全する義務と責任があることを理解してもらうことが大事です。

H─  事業を進めるにあたって課題となることは何でしょう?

G─  これまで同じテーブルに着いてアマゾンの生態系保全に関する議論をしたことのない異なる分野の人々と、どうやって良好な関係をつくり、同じ目標に向かえるかです。
 このような面倒な仕事は誰も引き受けたがりません。環境保護サイドの人たちは、あくまでも保護の視点から主張するし、開発側は開発側の理論があります。個人的な意見ですが、私たちには「どちら側につくか」という選択肢はありません。ここに関わるすべての人にとって、焦点は「環境」です。だから、関係するすべての人と何らかの恊働をしていかねばならないのです。そのために、TNCが存在するのです。私たちは会議に出席して、信頼に足る調査を行うための指針や環境基準についての情報提供を行い、それらをアマゾンで行なわれる大規模な経済活動に適用するよう後押ししています。
 例えば、大豆栽培に関する円卓会議には、生産者のほか、大きな貿易会社、NGOの代表者、投資家グループなどすべての関係セクターが集まります。ここでの対話を通じて生産者が守るべき基準を設け、貿易会社が基準以外のものは仕入れないような体制が実現することを私たちは期待しています。


◆大きな魚は小さな魚よりたくさん餌を食べる


H─  TNCは比較的大規模な事業者との交渉を主な活動にしているようですが、小規模農業は環境に与えるインパクトが小さいとお考えですか?

G─  100家族程度だったら、問題ないでしょう。でも、数千、数万、数百万の家族が同じことをしていたら? 結果として大きなインパクトになってしまうのです。小規模農業は環境に対するインパクトが少ない、というのは、ある種の幻想ですね。だから、小規模農家も大規模農家と同じく、アマゾンの生態系保全のために努力する義務があるのです。とはいえ、小規模農家は自分たちだけで技術改善をするのが難しいので、これ以上森を切り拓かなくても済むような環境配慮型農法の技術を伝えています。
 小規模農家への働きかけも大事ですが、私たちは主に大規模農場主と話し合いを行なっています。それは、小規模農業よりも早いスピードで森林破壊を進行させる大規模農家をターゲットにしたプロジェクトを進めた方が、効果が大きいからです。大きな魚は小さな魚よりたくさん餌を食べるでしょう!? 解決方法も小規模農家に対するものと違います。大規模農場主に対しては、法律や環境規制を守り、環境保全型の農業経営にシフトするよう関係者の意識を変え、プレッシャーをかけるようにします。

 アマゾンの森林破壊を防ぐためのさまざまな取り組みの中で、TNCの特徴は、市場に働きかけて変化をもたらそうとしているところにありました。森林を守るための配慮をしながらそこに住む人々の暮らしをも保障するため、生産段階での環境配慮に市場価値をつけるよう、売る側だけではなく買う(取引する)側にも働きかけているのです。
 
 でも、せっかく市場価値をつけても、商品が最終的にスーパーや商店に並び、私たちが手にするときにその価値が目に見えることは多くありません。私たちは、知らず知らずのうちにアマゾンの森林破壊に手を貸しているかもしれないのです。
 どんな生産・流通過程を経てきたかを判断するのはとても難しいことだと思いますが、インターネットなどを通じて、できるだけ目に見えるようになるといいですね。



アマゾンを走ると見えてくる風景

あちこちに植えられているアブラヤシのプランテーション

炭焼き場の木炭は、製鉄所の燃料になる

一度開拓した土地を再び焼いている

牧場の牛は本当に何万頭もいる


貧困地域の生活向上プロジェクトに取り組む=POEMA(ポエマ)

 大規模農家や企業に対する働きかけを主な活動とするTNCに対し、貧困地域の人々を対象としたプロジェクトに取り組むNGOがあります。1991年に設立した、「アマゾンにおける貧困と環境プログラム(Program of Poverty and Environment in the Amazon)」、通称POEMA(以下、ポエマ)です。アマゾンの自然の恵みを利用し、環境に配慮した持続可能な方法で貧困地域に住む人々の生活改善・収入向上を目指しています。
 パラ州連邦大学の中にある事務局を訪ね、広報担当スタッフのケイチ・ワシントンさんにお話を聞きました。
 現在ポエマでは、川べりに住む貧困層の住民が自立できるような生活支援をパラ州の108の郡で行っています。住民のニーズを調査して、それにあった支援を考え、実施しています。スタッフは常時10〜15人で、必要に応じて大学の研究者や、農業などの専門家と協力しているとのこと。
 この他、ダイムラー財団の支援を受け、ポエマテック(POEMATEC)という会社を設立。ポエマが活動している貧困地域の住民が採取するココヤシと生ゴムを原料に、ベンツのダッシュボードを作っています。

ベレンの連邦パラ大学内にあるポエマの事務所は、林に囲まれた心地よい場所でした

ポエマ広報スタッフのケイチさんは、大学4年生。卒業後もできればポエマで働きたいと思っているそうです


◆ダイムラー以外との協力も多岐にわたる

H─  ポエマテックを通じたダイムラーとの協力以外には、どんなプロジェクトをされているのですか?

ケイチ(以下、K)─  例えば、パラ州の首都ベレンのすぐ近くで、土地を持たない人のために、下水処理設備の設置と花の栽培指導を組み合わせたプロジェクトを行っています。これは、ベレンの上下水道局、EMBRAPA(ブラジル農牧研究公社)の他、州の機関や大学と協力しています。また、地域の人や上下水道局の人を呼んで、プロジェクトに関する120時間の研修を受けてもらい、活動を理解し広めてもらうようにしています。
 他には、パラ州のトメアス、アカラ、タイランジャなどの市と一緒に、貧困地域の住民に対して魚の養殖を指導しています。育てた魚を、地元だけでなく大学構内で販売するという試みもしています。魚は絞めてから売るのが普通ですが、生きたま持ってきて販売するというやり方は、新鮮な魚が手に入ると評判が良かったです。魚が川にいなくなったから養殖を進めているという訳ではありませんが、魚が安定的に供給でき、売り先が確保できることが大切です。


 こうしたプロジェクトは、ポエマが単独で考えるよりも、大学の先生や役所の人が相談に来て、一緒に始めることが多いそうです。ポエマは立ち上げに協力するけれど、動き始めたら直接関わるのではなく、必要に応じて協力をする体制をとっているとのこと。
 現在は、州の環境局と発電所とのプロジェクトが進行中。発電所のあるトゥクルイのそばにもともと土地を持っていた人たちが、発電所建設によって自分たちの土地を失い、他の土地へと侵入してきています。彼らに環境配慮型で持続的な地鶏の養鶏や養蜂をトレーニングしています。
 ポエマの活動で特に配慮しているのは、自分たちが食べるものであり、かつ、収入があがる産物を育てること。社会学的手法をとって、最初は地域状況の分析から始めるのが、ポエマの特徴です。

◆インディオへも支援

H─  インディオのコミュニティとの関わりはありますか。

K─  ベレンの近くのインディオの部落とコンタクトがあります。2002年と2003年に、初めて養蜂指導を支援しました。生産した400キロの蜂蜜を、インディオ保護局と一緒に、日曜日に広場で宣伝して販売しました。現在のインディオの問題は、「インディオ保護区」の土地に白人が周りから侵入してくることです。具体的にどんな問題があるのか、解決法があるのかどうか、検事局【1】と一緒に調べ始めています。ポエマの役割は職業訓練等、トレーニングが主ですが、一部、こうした法的問題の解決にも関わっています。

◆国境を越えたアマゾン全体の協力ネットワーク

H─  ブラジル国内だけでなく、近隣諸国との協力関係はありますか?

K─  現在、ボルサアマゾニアという、ブラジル、ボリビア、ペルー、コロンビア、ベネズエラのNGOや政府関係機関、財団などからなる共同組織の試みが始まっています。これは、アマゾン全体の小規模農業やスモールビジネスの収入を増やし、同時に社会・環境に配慮した生産体制を支援しようというものです。小さな生産者と市場、双方のニーズを結びつける役割を持っていて、自然の素材から何かを作り出し、市場で広めていこうと取り組みを進めています。
 ポエマテックでは、パイナップル科の植物、クラワなどを使った手透き紙「AMAZON PAPER」やその加工品をボルサアマゾニアで宣伝しています。

◆活動の継続が鍵

H─  活動していて、難しいなぁと思うことはありますか?

K─  安定した生産性の確保が課題です。ポエマは小規模生産者を支援しているのですが、なかにはプロジェクトが中断していたり生産が止まっていたりするものもあります。これらを見直して、再度生産性が上がるようにしていきたいと思っています。また、大地主、開発業者からの圧力もあります。最近、ポエマの活動を支援してくれていたドイツ人が殺害されるという悲しい事件がありました。
 また、ポエマテックは会社なので、ビジネスベースで成り立つようにさらなる経営努力が必要です。今はダイムラーに高くても買ってもらえているので、独立採算できていますが…。


 最後に、ブラジルにおけるNPOの役割について、ケイチさんに聞いてみました。
 「プロジェクトごとに自治体や公的機関から賛同を受けて事業を行うことはできますが、経常経費や管理費などをまかなって組織を継続するのが難しいです」とのこと。
 これは、日本のNPOが抱える課題と同じですね。

アマゾン上流の観光ツアーで目にしたもの

 取材の旅を始める前、アマゾン上流の大都市・マナウスで、日帰りのアマゾン観光船ツアーに参加しました。ポルトガル語と英語を器用に使いこなす、この道20年のベテランガイドの軽妙な解説を聞きながら、船はどんどん川を下っていきます。
 途中、川の中洲に船を止めて短いジャングル散策をした後、再び船は川奥に進み、一見何もなさそうな川岸に船が横付けされました。するとそこに、ナマケモノやワニを抱え、カラフルな熱帯の鳥を手に乗せたカボクロ(インディオと白人の混血)の子どもや女性が現れ、私たち観光客に動物を触ったり抱いたりするよう、ジェスチャーで促してきたのです。2メートル以上もある大蛇を首に巻いている子どももいます。一度でも手を触れたり抱いたりした人には、手を差し出してお金を要求してきます。
 事前に「これからアマゾンの動物を触ることができます。お金がかかります」という説明があった訳ではないので、お金を渡すことを拒む人もいます。ちょっと意表をつかれて、思わず渡してしまう人もいます。
 私が参加したのは典型的な観光ツアーなので、これが日常的な光景だということは、容易に想像できました。
 もちろん、彼らの生活にも現金が必要なことは否定しません。でも、動物を抱かせるだけでお金を要求するカボクロの人たち、不自然に人に抱かれている動物たちの姿には、違和感がありました。ブラジルの前に訪れたコスタリカで、野生のナマケモノやワニを見た後だったので、よけいに気になったのかもしれません。
 アマゾンにもエコツーリズムという概念は入ってきているようですが、もっと積極的に取り入れて、アマゾンに住む人たちの文化や生活を尊重し理解するプログラムが、日常的に増えていけば良いなぁと感じました。今回紹介した森林保全の活動とは直接関係がないかもしれませんが、こうしたひとつひとつの取り組みを積み重ねることも、広大なアマゾンを失わないためにできることのひとつではないでしょうか。

ナマケモノを抱くカボクロの女性

川の流速や深さ、成分が違うために2つの異なる色の川が約10キロも交じり合うことなく流れる、ネグロ川とソリモンエス川の境界


【1】検事局
ブラジルの検事は、社会問題を未然に防ぐ役割も果たします。

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記事・写真:原田麻里子

〜著者プロフィール〜

二世帯同居をしていた祖父が、庭に生ゴミを埋めたり壊れた物を何度も直して大事に使っている姿を見て育ったせいか、気がつくと自然の営みが好きで「何でも使い捨て」が気になるオトナに。現在は、NPO/NGOコーディネーターとして活動中。「気になることは体験してみる。気になる場所には行ってみる」がモットー。

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