一般財団法人 環境イノベーション情報機構
PETボトルのリサイクル
PETボトルはプラスチックの1種であるポリエチレンテレフタレート(PolyEthilene Terephthalate)で作られた容器で、頭文字をとってPETボトルと呼ばれています。軽いけど衝撃に強く、透明で衛生的、という特徴から主に飲み物の容器として急速に普及しています。それとともにリサイクルも増えてきました。
PETボトルのリサイクルの流れ
PETボトルはスーパーやコンビニの店先に置かれている専用の回収ボックスなどから分別回収されると、市町村のリサイクルセンターに運ばれます。そこで塩ビボトルなどが除かれ圧縮された後、再商品化事業者により細かく砕かれます。これをフレークと呼びますが、このフレークを原料として新しい製品が作られます。作業着、ワイシャツ、カーテンなどのポリエステル繊維製品や、ボールペン、洗剤ボトルなどに生まれ変わります。
PETボトルの生産量と回収率の移り変り
20年ほど前に飲み物の容器として出現したPETボトルは、年ごとに飛躍的な利用の伸びを見せています。
右のグラフは、飲み物と醤油、酒に用いられたPETボトルの生産量と回収の移り変りを示すものです。生産量とともに回収される量も増え1999年には約23% がリサイクルされました。
PETボトルのリサイクルを進めよう
PETボトルは利用が増えているわりに、他の資源ごみに比べるとリサイクルが進んでいません。スーパーやコンビニのPETボトル回収ボックスを利用して、リサイクルに協力しましょう。次の点に注意してね。
- PETボトル以外のものを回収ボックスに入れないで下さい。
塩ビボトルと間違いやすいのですが、PETボトルにはラベルに右のマークがついています。また、底を見ると違いがわかります。 - タバコの吸殻や薬剤などの入った、危険なものは回収に出さないで下さい。
- キャップは外してください。取りにくい中栓などはそのままでいいです。
- ジュースなどの中身は残さず、軽くすすいでください。
- 押しつぶしてから出してください。