一般財団法人環境イノベーション情報機構
森林間伐のプロセスについて
間伐作業は、対象林の残すべき木でないもの選んで、樹木間の間隔などを検討しながら、どの方向に倒すか周囲の状況を考えて伐採します。重機が入れる場所だと、写真1にあるハーベスタで切り落します。これは掴んで伐採して、そのまま予め設定した長さに玉切りもしてくれて、上の方の枝も落としてくれる便利な機械です。こういう機械が入れないような場所では、写真2のように作業員が、チェーンソーで倒す方向に受け口という三角の切り込みを入れ、反対側に切れ込みをつけて倒します。切った材は、山の中の土場という場所に集めて、グラップルという機械で掴みあげて、写真3 奥のキャタピラのついたフォワーダという運搬機に積んで山から降ろします。
![写真1 ハ-ベスタ ※カ-ボンオフセット対象機種](img/img_report02.jpg)
写真1 ハ-ベスタ
※カ-ボンオフセット対象機種
![写真2(伐倒作業)](img/img_report03.jpg)
写真2 伐倒作業
![写真3(トラック運搬)](img/img_report04.jpg)
写真3 トラック運搬
間伐は、いい木を残してより大きく育てるための間引きですが、こうすることで、 残った木が再び光合成を活発に行なうので、森の木の本数は減っても吸収するCO2は増加します、これが、現代社会のニーズにも合うようですね。
![間伐前](img/img_report05.jpg)
間伐前
![間伐後](img/img_report06.jpg)
間伐後