一般財団法人環境イノベーション情報機構
東日本大震災の現状と復興−沙漠の技術は大震災に適用可能か−
(1)テーマ:「東日本大震災の現状と復興−沙漠の技術は大震災に適用可能か−」
(2)主催:日本沙漠学会乾燥地農学分科会
(3)日時:平成23年12月5日(月曜日) 13:15〜17:30 (受付12:30〜)
(4)会場:東京大学大学院農学生命科学研究科
フードサイエンス棟中島董一郎記念ホール
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
地図 http://www.a.u-tokyo.ac.jp/campus/overview.html
(5)講師
公益法人えどがわ環境財団 理事長土屋氏
東京大学大学院工学系研究科 教授 登坂博行氏
農村工学研究所 資源循環工学研究領域長 今泉眞之氏
(株)大林組技術研究所杉本英夫氏
(6)趣旨
東日本大震災では、大規模な津波による農地の浸水と、福島第一原子力発電所の事故
に伴う放射能汚染という、国内未曾有の二重被害が生じました。この大震災を克服
し、復興を速めるために、国内のあらゆる知見を総動員して対策に当たることが肝要
です。我々沙漠学会乾燥地農学分科会では沙漠化防止や乾燥地での農業技術に関する
情報発信を続けています。今回の震災についても沙漠に関わる科学技術を活かすべし
という議論が、日本沙漠学会の乾燥地農学分科会ではあり、浸水被害による塩害や、
津波に対する水移動の解析等学会独自の対応策が課題として浮上しました。乾燥地域
と日本のような湿潤地域では水や塩類の移動は全く異なり、乾燥地への対応技術がそ
のまま日本で利用可能性とは限りませ。しかしながら、今回の大震災のような“オー
ルジャパン”の体制のためには、様々な技術からアイディアを持ち寄ることが必要で
はないでしょうか。
このような観点から次の先生方に講師をお願いしています(予定)。
政府の震災復興委員として活躍されている公益法人えどがわ環境財団理事長土屋氏か
ら被災地の実態と女川の復興計画について講演をいただきます。その後、ケーススタ
ディとして、東京大学大学院工学系研究科登坂博行氏から塩水浸透の地下水塩成化、
津波・放射性物質移動の影響シミュレーションについて、農地・水資源部今泉眞之氏
から福島県飯舘村で農地土壌の放射能汚染を気球や、無人ヘリで行われている調査に
ついて、(株)大林組技術研究所杉本英夫氏から塩害農地の除塩で、土壌化を進め、
良質な土壌を得る提案や油汚染や海成粘土などの対策技術についてご講演頂きます。
以上の話題を中心に、沙漠を対象とした技術が果たして大震災に適用可能かどうかを
議論していきたいと考えています。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。
(7)申し込み方法
電子メールまたはFAXに、@氏名、ATEL、BFAX、CE-Mail、D所属をご記入のうえ、事務局あてにお送りください。尚、当日の参加も可能です。
(8)事務局
秋田県立大学 生物資源科学部(担当 石川)
FAX:018-872-1677
E-Mail:owner-cadal@iijnet.or.jp
どうぞよろしくお願いいたします。
【登録日】2011.11.07