一般財団法人環境イノベーション情報機構
分散型電力システム2025
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
大阪大学大学院工学研究科
ビジネスエンジニアリング専攻 招聘教授
関西電力株式会社 シニアリサーチャー
西村 陽(にしむら きよし) 氏
【重点講義内容】
2025年、第七次エネルギー基本計画の下でも分散型電力システム、特に蓄電池ビジネス、EVビジネスは益々重要性が増している。蓄電池については国の政策動向、関連する民の動き、直面する困難さ、打開策を、EVについては関連する施策検討の現状とその将来像を最新情報で解説する。
1.第七次エネルギー基本計画と分散型電力システム
・第七次エネルギー基本計画から読み取る電力政策2025
・分散型電力システム検討の現在位置と構造
2.定置型蓄電池をめぐって
・蓄電池の最新情勢 〜プレーヤーの稼得状況と市場の混乱
・定置型蓄電池検討会の概要
・再エネ大量導入下、日本の蓄電池に求められるもの
・質の良い電池のスタンダードに向けて
3.DR ready:給湯機→蓄電池→EVの検討ステップと検討の現状
・DR ready勉強会のねらいとステップ
・省エネ小委DR ready勉強会の2024年動向(製品性能/IoTの現状と将来)
・給湯器・EV・蓄電池の貢献可能性 〜何が必要か
4.EV×グリッド革命 〜どんな検討が進んでいるのか
・EV×グリッド革命の目指すもの
・EVの最適充電とは 〜海外事例とスマートチャージングの加速
・データをどう整えるか 〜協調領域/競争領域
・OEM(自動車メーカー)、TDSO(送配電会社)、アグリゲータの立ち位置
5.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
西村 陽(にしむら きよし) 氏
大阪大学大学院工学研究科招聘教授(ビジネスエンジニアリング専攻)
1961年 富山県生まれ。1984年 一橋大学経済学部卒業、関西電力株式会社で調査、戦略、環境、マーケティング等を担当、現在シニア リサーチャー。この間、学習院大学経済学部特別客員教授(専任)、関西学院大学経済学部非常勤講師、大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻招聘教授を歴任、2016年から現職。
主著に『電力改革の構図と戦略』『検証 エンロン破綻』、『電力のマーケティングとブランド戦略』『にっぽん電化史』『エナジー・エコノミクス』『にっぽん電化史』シリーズ、『まるわかり電力システム改革2020年決定版』、『カーボンニュートラル2050アウトルック』、『GXフィフティーン』『電力改革トランジション』『EV×グリッド革命』他。
<所属協会・団体・学会等> 公益事業学会理事・政策研究会幹事、国際公共経済学会理事他。
【登録日】2025.01.10