一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本版グリッドコードのインパクト
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【重点講義内容】
T. グリッドコードの意義と取り組み
東京大学 生産技術研究所
特任教授
荻本 和彦(おぎもと かずひこ) 氏
【14:00〜15:25】
グリッドコードは、電力システムに接続されたすべての設備が順守すべきルールを包括的に定めたものである。グリッドコードは機器・設備の種類や大きさにかかわらず必要になるが、導入される再生可能エネルギーの大きな割合を占める太陽光発電や風力発電など、従来の集中型の発電設備より容量が小さく、多くのプレーヤーによる非常に多くの設備導入においても、要件を満たすことを確実なものとするため、グリッドコードの必要性・重要性が増している。本講では、このようなグリッドコードについて、その最新状況について述べる。
1.グリッドコードの背景
2.グリッドコードの意義
3.グリッドコードが満たすべき条件
4.我が国と欧米のグリッドコードの取り組み
5.進化するグリッドコードと産業競争力
6.これからの展開
7.質疑応答/名刺交換
U. 電力系統の民主化の進展とグリッドコード
早稲田大学研究院教授 スマート社会技術融合研究機構事務局長
先進グリッド技術研究所 上級研究員
石井 英雄(いしい ひでお) 氏
【15:35〜17:00】
電力システムは、再エネ導入・分散化に伴う大きな変革期にあり、同時に、電力を輸送するグリッドは、プレーヤー拡大の中で中立・公平(グリッドデモクラシー)が求められる。一方、遵守しなければならない取決め(グリッドコード)が重要となるが、技術の将来を見越し、グリッドコードの方向性について述べる。
1.電力システムの変化
2.電力システムの民主化とは何か
3.グリッドコードの必要性
4.変動性再生可能エネルギー・分散型エネルギー資源導入拡大と課題
5.バーチャル・パワー・プラントとグリッドコード
6.アドバンストインバーターとグリッドコード
7.疑似慣性機能
8.質疑応答/名刺交換
【登録日】2020.06.29