一般財団法人環境イノベーション情報機構
「富士山レンジャー」を募集しています
【募集期間】| 2017.04.19〜2017.05.08 山梨県「富士山レンジャー」募集要項*
1 募集職種 富士山レンジャー(地方公務員法第3条第3項第3号に規定する非常勤職員です。)
2 職務内容 主要な職務は富士箱根伊豆国立公園のうち、山梨県側富士山北麓地域の現地巡回業務です。
(1)来訪者等に対する利用マナーについての普及啓発及び指導、富士山の自然環境等についての解説、
環境教育活動
(2)登山者への安全指導
(3)植物等の不法採取やゴミの不法投棄等の不正行為に対する監視及び是正指導
(4)指導標、案内板などの自然公園施設の点検
(5)その他知事が必要と認める業務
3 募集人員 若干 名
4 勤務場所 山梨県立富士山世界遺産センター
所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1
交通 中央高速道路河口湖IC5分 または 富士急行河口湖駅下車 車10分
5 募集要件 * 次の *( 1)から(6)までのすべてに該当 すること
(1)自然保護活動及び自然体験活動の経験を有すること。
(2)登山に必要な経験、知識及び体力を有すること。
(3)動植物等自然環境について基礎的な知識を有し、レンジャー業務に熱意を有していること。
(4)意欲をもって職務を遂行できる方。
(5)普通自動車運転免許を所持していること(オートマチック車限定可)。
(6)採用後、原則として勤務地に近接した地域に居住できること。
6 勤務条件
(1) 雇用期間 平成29年6月1日から平成30年3月31日まで ※最大4回まで延長可(条件有)
(2) 勤務日数 週5日 38時間勤務
(3) 勤務時間 原則として午前8時30分から午後5時10分頃まで
7 報酬 県の基準による。(平成28年度は月額209,200円、賞与なし)
(この他、通勤手当の支給があります。なお、社会保険等の自己負担があります。)
8 応募方法 次の(1)及び(2)を下記応募先あてに 「* *郵送(書留郵便) 」* または *「 持参 」 してください。
なお、応募書類は返却しません。
(1) 履歴書(市販のもの)に必要事項を記入したもの 1部
@ 「5の募集要件」で必要とされている(1)(5)については必ず記入し、顔 写真を貼付 してください。
A 履歴書とは別に、 応募動機 を記載したもの(様式A4縦で横書、200字以内)を添付 してください。
※ 履歴書及び応募動機については、手書きに限らず印字されたものでも可とします。
(2) 返信用封筒(定型封筒、連絡先住所と氏名を明記 2通)
[* *応募先 ]* * 〒 401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1
山梨県立富士山世界遺産センター「富士山レンジャー公募」係 宛
9 応募期間
•* 平成29年4月19日(水)から平成29年5月8日(月)正午まで
※郵送の場合は、平成29年5月7日必着分までとします。
※持参の場合の受付時間は、土曜日、日曜日と祝日を除いた日の午前9時から午後5時までとします。
※5月8日(応募期間最終日)は正午までの持参とします。
10 選考方法
(1) 一次試験 筆記試験(選択式)、論文試験を行います。
日時: 平成29年5 月10 日(水) 午前10時~ 会場:富士山世界遺産センター北館研修室
※試験会場、集合時間及び合否については、本人宛文書により通知します。
(2) 二次試験 一次試験合格者に対し人物試験を行います。
日時: 平成29年5 月17 日(水) 午後2時~ 会場:富士山世界遺産センター北館研修室
※試験会場、集合時間及び合否については、本人宛文書により通知します。
(3)選考後のスケジュール 5月下旬:採用者内定 平成29年6月1日:採用
○【問合せ先】 〒* *401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1
○山梨県立富士山世界遺産センター*
○保全観光スタッフ 加藤*
○電 話: 0555-20-9229 FAX :* *0555-72-4114
富士山レンジャーとは
『レンジャー』ということばをみなさまは耳にしたことがありますか?わが国ではあまり馴染みのない用語であるうえ、色々な意味で使われることが多いため、そのイメージは人によりまちまちなのではないでしょうか?実際、『レンジャー』という名がつく仕事はいくつかありますが、行っていることや働くスタイルはさまざまです。
一般に北米等の外国では、森林や自然公園といった自然豊かな地域の監視や自然保護を担う人たちをレンジャーと呼びます。わが国においても統一した呼称はありませんが、自然公園や保護区、身近な自然の中で自然保護にたずさわる人たちを‘自然保護レンジャー’と呼んだりします。自然保護レンジャーは、公的な機関により設置されるだけではなく、民間団体やボランティアとしてたずさわる人たちも多くいます。国立公園などのわが国を代表する自然風景地においては、官民問わず多くの人たちの協力によって保護・管理運営がなされています。
富士山レンジャーは、山梨県が設置した自然保護レンジャーです。
富士山レンジャー設置の経緯
山梨県は日本有数の山岳県であり、県土面積における森林率が8割近くに達する森林県でもあります。すぐれた自然環境と景観を有し、県内では自然公園が6カ所指定され、(3国立公園1国定公園2県立自然公園)その県土面積に占める割合は高く、およそ30%と全国平均の2倍にもなります。
なかでも、富士箱根伊豆国立公園に位置し、特別名勝に指定される富士山は、わが国最高峰の山岳であり、日本のシンボルとして古くから人々のこころを惹き付けてやみません。独自の自然・生態系に、永い人間活動の歴史・文化が密接に繋がり融合することで、さらに魅力とその価値を高めているのが富士山の特徴といえます。
また、首都圏からのアプローチがしやすいこともあり、富士山は年間2000万人をこえる人々が訪れる観光地でもあります。山梨県は「観光立県富士の国やまなし」をスローガンに魅力的な観光地づくりを推進していますが、重要なことは、富士山を保全し、後世に引き継ぐために、「持続可能な利用」に取り組むことです。こうした考えに基づき地方自治体としては、東京都に次いで2番目となる、山梨県独自の制度として富士山レンジャーを設置しました。
【登録日】2017.04.27