一般財団法人環境イノベーション情報機構
新たな電力事業制度の制度・法務に関する整理と試論
西村あさひ法律事務所 弁護士 ニューヨーク州弁護士
松平 定之(まつだいら さだゆき) 氏
電気事業法第2弾改正による電力の小売完全自由化が実施されてから1年が経過する。電力システム改革貫徹のための政策小委員会は今年2月に中間とりまとめを公表し、電力自由化の貫徹に向けた制度改革の方向性を示した。その詳細な制度設計は今後行われるが、本セミナーでは、現在明らかになっている論点に関する制度・法務面からの整理を試みるとともに、本年4月の改正FIT法施行、ネガワット取引の導入等も踏まえ、関連事業者の法務対応を解説する。
1.電力市場の更なる改革の論点と全体像
(1)更なる改革の論点の概要と全体像の整理
・ベースロード電源市場の創設
・連系線利用ルールの見直し
・容量メカニズムの導入
・非化石価値取引市場の創設
・既存契約の見直し、その他の施策
(2)更なる改革に関する発電事業者/小売電気事業者の法務対応
2.改正FIT法への対応
(1)改正FIT法のポイント
(2)改正FIT法を踏まえた法務対応の留意点
3.ネガワット取引の導入と実務対応
(1)ネガワット取引の概要
(2)ネガワット取引に関する法務対応
4.質疑応答・名刺交換
【登録日】2017.03.13