一般財団法人環境イノベーション情報機構
スマートメーターと電力システムが次世代化する
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【重点講義内容】
T.スマートメータリングからスマートインフラへ
ランディス&ギアジャパン株式会社
日本法人代表取締役社長
高見 栄造(たかみ えいぞう) 氏
13:00〜13:40
世界各地でスマートメーターの導入が進んでいるが、自動検針のその先にはどう言う世界が構想されているのか。再エネ導入や電化が経済のブロック化や地政学的な動向を受けて更に加速する中、どの様な技術革新や取り組みが求められているのか。グローバルの動向とランディス+ギアの取り組みを紹介します。
1.スマートメータリングの導入動向
2.エッジインテリジェンスの技術と導入動向
3.スマートインフラへの進化
4.質疑応答
U.電力システム分散化の海外事例と我が国の施策
株式会社三菱総合研究所 経営イノベーション本部
電力・エネルギーグループ 特命リーダー
中村 俊哉(なかむら しゅんや) 氏
13:45〜14:25
電力システムにおいて、分散型エネルギーリソースに期待される役割が国内外ともに高まっている。リソースに求められる役割は様々であり、また、それを実現するうえでスマートメーターとのデータ連携も重要となっている。本講演では、電力システム分散化におけるスマートメーターと分散型エネルギーリソースのあり方に着目し、最新の動向をお伝えします。
1.最新の国内施策の動向
2.電力システム分散化におけるスマートメーター活用事例(国内)
3.電力システム分散化におけるスマートメーター活用事例(国外)
4.次世代スマートメーター活用に向けた考察
5.質疑応答
V.送配電サービスの変革のキーワード!SenseのAI電力分析技術
ボストンSENSE社 日本エージェント
ノウレッジリンク 代表
(株)エクサ 代表取締役
楠本 圭祐(くすもと けいすけ) 氏
14:30〜15:10
米国ボストンに本拠地を置くSense社。
Sense社のDisaggregation技術を用いることで、送配電サービスに変革をもたらすことが世界中で期待されています。
例えば、消費電力の削減、家庭内での故障検知、引き込み線の劣化診断、送配電網の故障検知、高精度EMSサポート、EV充電の制御向上など、サービスへの応用、大幅なコストダウンなど期待が広がっています。
1.Edgeでの高精度解析
2.データ量の大幅削減
3.豊富なAI機械学習機能
4.各種制御システムとの容易な連携
5.質疑応答
W.国内外におけるスマートメーターの活用例とサービス展開
ヌリフレックスジャパン株式会社 代表取締役
鈴木 真幸(すずき まさゆき) 氏
15:15〜15:55
スマートメーターが世界で導入されてから十数年が経ち、AMIの活用方法も多岐に渡り広がっています。グローバル市場にて20ヵ国以上の配電会社にスマートメーターのシステムを実装してきたヌリフレックスが見るエネルギー情報の活用と、AMIインフラを活用したエネルギー関連サービス、新たに派生している新ビジネス等をご紹介します。
1.スマートメーターが利用するAMIの技術
2.グローバルサウスにおけるスマートメーターの活用例
3.新たなAMIの派生サービス
4.質疑応答
X.パネルディスカッション スマートメーターの進展と我が国における論点
Y.質疑応答/名刺交換
早稲田大学 スマート社会融合研究機構 研究院教授
石井 英雄(いしい ひでお) 氏
16:00〜17:00
次世代スマートメーターは電力システムDX化のキーデバイスであり、グリッドの次世代化やデータによる新たな価値・ビジネス創出など期待は大きい。講演者とともに、我が国における論点、課題、展望について議論を行う。
コーディネーター:早稲田大学 スマート社会融合研究機構 研究院教授 石井 英雄 氏
パネリスト:ランディス&ギアジャパン株式会社 日本法人代表取締役社長 高見 栄造 氏
株式会社三菱総合研究所 経営イノベーション本部 電力・エネルギーグループ 中村 俊哉 氏
ボストンSENSE社 日本エージェント/ノウレッジリンク 代表/(株)エクサ 代表取締役 楠本 圭祐 氏
ヌリフレックスジャパン株式会社 代表取締役 鈴木 真幸 氏
■質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
高見 栄造(たかみ えいぞう) 氏
ランディス&ギアジャパン株式会社代表取締役社長。カリフォルニア大学卒、サンタクララ大学法科大学院卒。日本ヒューレット・パッカードにて、電力業界向けのビジネス推進の責任者を務め、スマートメーターシステムや共同検針、IoT基盤の国内での導入に尽力する。その後、ポートフォリオ統括本部長として、エネルギーや環境技術関連のIoTを軸としたビッグ・データ関連ソリューション担当。2017年DXCテクノロジー・ジャパン株式会社に転籍(HP社の分社による)、同社 執行役員 製造・流通・ユーティリティー事業統括を経て、ランディス&ギアジャパンに入社。
中村 俊哉(なかむら しゅんや) 氏
電力会社の配電部門に10年超従事し、スマートメーターシステムの開発にも貢献。その後2018年2月に株式会社三菱総合研究所へ入社。経営イノベーション本部に所属し、主に欧米諸国における電気事業制度や分散型エネルギーリソースを活用した最新技術動向の調査に取り組んでいる。また、前職の経験も活かして、主に民間企業を対象とした電力ビジネスの開発・支援に様々な形で取り組んでいる。
楠本 圭祐(くすもと けいすけ) 氏
1987年:長崎大学電気電子工学科卒業、(株)東芝に技術者として半導体部門に入社。
2000年:事業開発を担当開始。PHS半導体事業、画像処理ソフトウエア事業の立ち上げ。
2010年:本社PJの責任者として研究所発の新技術の事業化を実施。2012年:アメリカでGAFAやクアルコムといったプラットホームベンダとの協業の推進に従事。2016年:(株)日本電産にて精密モータ事業の事業責任者となりGoogle Pixelシリーズなどへの事業参入を果たす。2020年4月〜 KnowledgeLink立ち上げ 事業開拓支援、共同事業立ち上げ事業を開始。
2022年10月〜 株式会社エクサを共同経営責任者として立ち上げ。2023年3月より現職。Sense日本エージェントとなる。
鈴木 真幸(すずき まさゆき) 氏
システムエンジニアとして大型コンピューターからPCに至る多くのシステム開発、ネットワーク設計、運用管理設計等の大型プロジェクトに従事。2001年にヌリフレックスジャパン株式会社(旧ヌリテレコム株式会社)を設立し、統合運用管理システムソフトウェアの製品開発販売、無線通信機器や電力線通信機器の製品開発とIoTクラウドシステムを開発、スマートメーター管理システムの開発を行いエネルギーサービスプラットフォームの展開および、国内外のプロジェクトに参画している。
石井 英雄(いしい ひでお) 氏
1988年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了、東京電力入社。1989年〜1991年マサチューセッツ工科大学客員研究員。
2014年より現職。バーチャル・パワー・プラント構築、卓越大学院プログラム「パワー・エネルギー・プロフェッショナル」等に従事。次世代スマートメーター制度検討会委員、同仕様検討ワーキンググループ座長。2019年よりIEC TC8 SC 8C国際議長。博士(工学)。
【登録日】2023.09.25