一般財団法人環境イノベーション情報機構
全2回 ゼロから学ぶ再エネビジネス基礎講座
ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
株式会社日本総合研究所
リサーチ・コンサルティング部門 プリンシパル
環境・エネルギー・資源戦略グループ
段野 孝一郎(だんの こういちろう) 氏
【重点講義内容】
再エネ電力・環境価値に対する需要家のニーズの高まりを受け、電気事業法、再エネ特措法等の関連法令が改正され、需要家企業による非化石証書取引、自己託送を用いたコーポレートPPA(CPPA)、FIP活用型CPPAなど、再エネビジネス、脱炭素ビジネスにおいて新たな事業機会が拡大している。GX実現に向けた基本方針(2023年2月10日閣議決定)では「成長志向型カーボンプライシング」の導入が盛り込まれており、再エネ・環境価値ビジネスはますます重要になる見通しである。
第1回は、第6次エネルギー基本計画、電気事業法、再エネ特措法、GX実現に向けた基本方針等を踏まえ、需要家や電気事業者が環境価値・再エネ電力を取引するスキーム(フィジカルPPA、バーチャルPPA)と関連法令(FIP、非化石証書、自己託送等)の関係を整理し、今後想定される取引スキーム、留意点、それに伴う事業機会を解説する。
第2回は、2022年4月から開始されたFIP制度に焦点を当て、FIP制度の詳細、FIP事業を始めるに当たって必要となるノウハウ、FIP事業を活用したコーポレートPPAスキーム等を解説する。
4月25日(火)
第1回 再エネ電力・環境価値取引で抑えたい知識と実務
株式会社日本総合研究所
リサーチ・コンサルティング部門 プリンシパル
環境・エネルギー・資源戦略グループ
段野 孝一郎(だんの こういちろう) 氏
10:00〜12:00
1.我が国における環境価値取引の仕組み
(1)Jクレジット
(2)グリーン電力証書
(3)非化石証書
(4)GX実現に向けた基本方針(成長志向型カーボン・プライシング)
2.RE100における要請
3.我が国における再エネ電力取引の仕組み
(1)フィジカルPPA vs バーチャルPPA
(2)オンサイトPPA vs オフサイトPPA
(3)自己託送型コーポレートPPA
(4)FIP活用型コーポレートPPA
4.再エネ電力・環境価値取引スキームの全体像
5.各スキームにおける留意点、事業機会
6.まとめ
7.質疑応答
5月16日(火)
第2回 FIP、コーポレートPPA等、4月施行を踏まえて抑えたい知識と実務
株式会社日本総合研究所
リサーチ・コンサルティング部門 プリンシパル
環境・エネルギー・資源戦略グループ
段野 孝一郎(だんの こういちろう) 氏
10:00〜12:00
1.FIP制度の概要
(1)FIT制度とFIP制度の差異
(2)FIP制度の詳細内容
(3)FIP事業における事業リスク
(4)FIP事業において必要となるノウハウ
2.諸外国にみるFIP移行に伴う事業機会
3.FIP制度を活用したコーポレートPPAスキーム
4.自己託送型オフサイトPPA
5.今後の再エネ事業者に求められる要件
6.まとめ
7.質疑応答
【講師プロフィール】
段野 孝一郎(だんの こういちろう) 氏
京都大学大学院工学研究科博士前期課程修了(工学修士)。2007年に株式会社日本総合研究所に入社。環境・エネルギー、資源・水ビジネス、情報通信 ・ICT分野のクライアント企業に対して、技術戦略およびマーケティング戦略の視点から、事業戦略策定、新規事業開発、事業化支援等のコンサルティングを提供している。注力テーマは「電力・ガス制度改革」、「Post-FIT」、「海外環境・エネルギー市場参入戦略」、「エネルギー×AI/IoT」
【登録日】2023.02.16