一般財団法人環境イノベーション情報機構
GXマネジメント実施対策
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
アビームコンサルティング(株)
産業インフラビジネスユニット
エネルギー担当 ダイレクター
山本 英夫(やまもと ひでお) 氏
【重点講義内容】
COP28による「エネルギー・システムにおいて化石燃料を転換」の合意により、今後世界的な脱炭素社会に向けた動きが加速する一方、世界的な再エネ発電比率の導入拡大に伴う電力市場価格の変動リスクが拡大すると想定される。
企業においてはサプライチェーン全体でのGHG排出量削減および電力価格変動リスク回避だけでなく、市場環境変化を新たなビジネス機会と捉え、新たな収益化モデルの構築も重要となる。
本セミナーでは、リスク低減を図るために求められるGXマネジメントのポイントを解説するとともに、デマンドサイド・フレキシビリティ(DSF)を活用した収益化モデルの構築方法について解説する。
1.市場背景
(1)カーボンニュートラル実現に向けた市場環境の変化
(2)カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー政策動向
(3)エネルギー市場環境の変化
(4)今後のエネルギー価格動向
2.企業に求められるGXマネジメント
(1)需要家企業に与える影響
(2)GHG排出に関する開示対応要件(組織レベル及び製品CFP対応)
(3)GXマネジメント構成に必要となる6要素
(4)GHG排出削減対策投資に関する意思決定指標
3.GX戦略策定アプローチ
(1)CO2排出量の見える化(スコープ1、2、3)
(2)サプライチェーンにおける一次データ連携(製品CFP対応)
(3)GHG削減ロードマップ策定プロセス
(4)市場環境変化に伴うロードマップ見直しの重要性
4.GX実施対策
(1)スコープ毎のCO2削減対策概要(CPPA、燃料の脱炭素化(水素、アンモニア)等)
(2)サプライチェーン取引企業との協働でのスコープ3削減対策
(3)デマンドサイド・フレキシビリティ(DSF)を活用した収益化モデル
5.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
山本 英夫(やまもと ひでお) 氏
大手都市ガス会社を経て、2001年入社。 エネルギー供給企業とエネルギー需要家企業が関係する領域を専門分野として、エネルギー需要家に対するエネルギーマネジメント改善や新規エネルギー事業立上げ支援等など数多くのプロジェクトを実施。また電力・ガス・石油等のエネルギー供給企業に対しても営業・マーケティング戦略、新規イノベーションビジネス・サービス構築支援等プロジェクトを実施。現在、英国Delta Energy&Environment社との連携により、欧州の海外先進事例に基づき「デジタル」「フレキリビシティ」を活用した新規エネルギービジネスモデル構築に関する支援多数実施。
【登録日】2024.02.14