一般財団法人環境イノベーション情報機構
自動車電源の48V化に向けた技術・規格動向と車載機器の対応〜欧州自動車メーカーの動き、コンプレッサ・インバータ・キャパシタ・空調機器・パワー半導体〜
★欧州において進む車載電源の48V化の取り組みの現状は?日本企業はどのように参入をすべきか!?
☆48V化に伴い迫られる制御方式、受動素子、パワー半導体などの対応は!?
【講 師】
第1部 島根大学大学院 総合理工学研究科 准教授 山本 真義 氏
第2部 カルソニックカンセイ(株) 環境技術開発グループ シニアエキスパートエンジニア 原 潤一郎 氏
【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第2集会室【東京・中央区】
【日 時】2015年6月24日(水) 12:30-16:30
【早期割引価格:1名または2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
⇒6月10日以降のお申込は57,240円(税込、テキスト費用を含む) となります
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3974
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第1部 自動車電源の48V化に向けた技術・規格動向と求められる取り組み
【12:30-15:00】
講師: 島根大学大学院 総合理工学研究科 准教授 山本 真義 氏
【講座趣旨】
欧州の車載用48V電源に関する情報は断片的で大局的な戦略が見えにくいが、48V化により大きく変化する補機類、エネルギー効率の視点から、具体的な各社の製品紹介を交えながら解説を行う。さらに、ボッシュが提案している48V用DC-DCコンバータの具体的な回路構成を示し、そこから我が国としてどの様にマイルド・ハイブリッドカー市場に参入するべきかを、受動素子(インダクタ、キャパシタ)、制御方式、パワー半導体のそれぞれの観点から議論していく。また新材料パワー半導体の48V 用DC-DCコンバータへの応用の可能性も模索する。実際に試作機にて 適用した事例を紹介し、特に問題となるノイズについて、伝導性、放射性の両面からその技術ハードルを洗い出していく。
【プログラム】
1.2020年の欧州規格と欧州自動車メーカーの動き
1-1 欧州と日本のハイブリッドカーに対する考え方の違い
1-2 BMW3シリーズハイブリッドカーの思想と戦略
2.48V系電源の最前線
2-1 ボッシュ、Valeo、コンティネンタル社の48V系電源システム
2-2 日本のマイルドハイブリッド車の歴史
3.48V電源時代の補機装置の進化
3-1 オルタネータ・モータ
3-2 エアコン用コンプレッサ
3-3 EPS用インバータ
3-4 電動ターボチャージャ
4.48V/12V電源の小型化手法
4-1 SiCの適用による小型化効果の検証
4-2 GaNの適用による小型化効果の検証
4-3 多相化による小型化効果の検証
4-4 欧州の多相化技術最前線
5. 次世代型パワー半導体の48V系電源への応用
5-1 SiCの各電源への適用とその可能性
5-2 GaNの各電源への適用とその可能性
5-3 SiC、GaNの伝導性、放射性ノイズ発生状況と車載用規格への対策
【質疑応答 名刺交換】
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第2部 自動車空調の48V化への対応と今後の展望
【15:15-16:30】
講師: カルソニックカンセイ(株) 環境技術開発グループ シニアエキスパートエンジニア 原 潤一郎 氏
【講演主旨】
欧州で開発が進む48V化ハイブリッドにおいて,空調機器への影響が非常に大きいです。特にコンプレッサはエンジン駆動から電動に変化します。燃費改善に対する欧州自動車メーカの考え方とともに空調機器の変化を説明いたします。
【プログラム】
1. 48V化
1-1. 何を48V化するのか?
1-2. 駆動源の変遷
1-3. 欧州の戦略
1-4. 自動車の技術史
1-5. 欧州の選択
1-6. 技術復活
1-7. 技術復活の例
1-8. マイルドハイブリッド
2. 空調機器
2-1. 電動コンプレッサ
2-2. 温水ヒータ
2-3. 空気ヒータ
2-4. エンジン冷却ファン
3. その他の機器
3-1. 48V化の狙い
3-2. 電動スーパ・チャージャ
3-3. 電動ターボ・チャージャ
【質疑応答 名刺交換】
【登録日】2015.06.16