一般財団法人環境イノベーション情報機構
≪ポストリチウムイオン二次電池にむけた≫次世代二次電池の開発動向と求められる材料および今後の展望〜亜鉛空気二次電池・アルミ空気二次電池・ナトリウムイオン二次電池〜
★ナトリウム、アルミニウムなどリチウムと比較して安価な材料で高容量な二次電池の開発を目指す!
★リチウムに代わる可能性のある新規二次電池に求められる材料は!?
【講 師】
第1部 筑波大学 数理物質系物理学域 数理物質融合科学センター 教授 守友 浩 氏
第2部 冨士色素株式会社 常務取締役 工学博士 森 良平 氏
第3部 大?技術コンサルティング 代表 工学博士 大? 隆久 氏
【会 場】
てくのかわさき 4F 会議室【神奈川・川崎】
東急田園都市線「溝の口駅」、JR南武線「武蔵溝の口」駅より徒歩約7分
【日 時】2015年2月20日(金) 11:00-16:00
【早期割引価格:1名または2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
⇒2月6日以降のお申込は57,240円(税込、テキスト費用を含む) となります
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3893
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第1部 ナトリウムイオン二次電池の基礎・技術動向と設計指針
【11:00-12:15】
講師:筑波大学 数理物質系物理学域 数理物質融合科学センター 教授 守友 浩 氏
第2部 アルミニウム空気電池の準二次電池化に向けた取り組みと今後の展望
【13:15-14:30】
講師:冨士色素株式会社 常務取締役 工学博士 森 良平 氏
【講演主旨】
リチウムイオン二次電池は、急速な普及が見込まれている電気自動車やハイブリッド自動車用途のほか、風力や太陽光発電システムの電力貯蔵用としても注目されているが、今後の蓄電需要に対応するにはどうしてもさらなる蓄電池の大容量化が必要となってくる。多価イオン電池や金属-空気電池がその最有力候補とならざるを得ないが,その二次電池化には解決すべき課題が山積みしている。本研究では、資源、化学性質的にも安定で安価なアルミニウムを用いて金属―空気電池を作成した。また、電解液としても水酸化ナトリウムや塩化ナトリウム、つまり塩水などの非常に安価で入手しやすく、扱いやすい材料を使用できることが明らかとなった。
【プログラム】
1.次世代蓄電池に向けた研究開発
2.アルミニウムー空気電池の特徴と構造
2-1 アルミニウムー空気電池の特徴
2-2 アルミニウムー空気電池の基本構造
2-3 アルミニウムー空気電池の問題点
3.新規構造を有するアルミニウムー空気電池
3-1 アルミニウムイオン伝導体を中間層として検討
3-2 多孔性酸化物体を中間層として検討
3-3 多孔性炭素材料を中間層として検討
4.新規構造を有するアルミニウムー空気電池の性能と問題点
4-1 新規構造を有するアルミニウムー空気電池の性能
4-2 新規構造を有するアルミニウムー空気電池の二次電池化への問題点
5.実用化に向けて
【質疑応答】
第3部 亜鉛・空気電池の材料技術と二次電池化へのアプローチ
【14:45-16:00】
講師:大?技術コンサルティング 代表 工学博士 大? 隆久 氏
【ご経歴】
(株)東芝および東芝電池(株)にて高エネルギー密度一次電池,二次電池の開発,製品化に従事.電気化学会理事,電池技術委員会幹事,九州大学講師(非常勤)等を歴任
【講演趣旨】
亜鉛・空気電池は、高エネルギー電池として長い研究開発の歴史があり、既に一次電池は汎用的に使用されている。近年、革新的高エネルギー電池開発の観点から、ポストリチウムイオン電池としての空気電池が熱く注目されるに至っている。 ここでは、亜鉛・空気電池の基礎と特徴を詳説し、二次電池開発の課題とアプローチの基礎を解説する。
【プログラム】
1.空気電池を理解する
1-1.空気電池とは-その特徴と歴史-
1-2.空気電池はなぜ高エネルギーか?-電池反応と構造-
2.実用化されている空気電池
2-1.亜鉛・空気電池の材料、構造、反応
2-2.亜鉛・空気電池の放電性能
3.亜鉛・空気電池の二次電池化へのアプローチ
3-1.空気・亜鉛二次電池の開発課題と現状
4.今後の展開
【質疑応答】
【登録日】2015.01.20