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イベント情報植物由来ポリウレタンの開発・高機能化と自動車部材への適用

植物由来ポリウレタンの開発・高機能化と自動車部材への適用

【カテゴリ】 エネルギー バイオマス

【開催日】2015.02.24

【開催地】東京都


★従来のポリウレタンと比較し、いかに課題を解決し、差別化を図るか?バイオ資源ならではの機能とは?
★自動車シートクッション、フォーム、自動車コーティング材料への展開!
★バイオポリオール、バイオイソシアネートの開発動向とは?

【講 師】
第1部 関東学院大学 理工学部 教授 香西 博明 氏

第2部 三井化学(株) 合成化学品研究所 特殊ポリウレタン材料開発グループ グループリーダー 
   (兼務 経営企画部) 博士(工学) 山崎 聡 氏

【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第1集会室【東京・中央区】
都営浅草線 東日本橋駅 浅草橋・押上方面より B3出口 4分 

【日 時】2015年2月24日(火) 13:30-16:15

【参加費】
【早期割引価格:1名または2名の場合】46,440円(税込、テキスト費用を含む)
⇒2月11日以降のお申込は49,680円(税込、テキスト費用を含む) となります


詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3883

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第1部 植物由来材料を原料とする新規ポリウレタンの合成とその特性
【13:30-14:45】

講師: 関東学院大学 理工学部 教授 香西 博明 氏

【学歴・研究暦】
1994年3月   京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻博士後期課程
         所定の研究指導認定退学(1994年9月京都大学博士(工学)の学位授与)
1995年4月   福島大学 助教授
1999年4月   関東学院大学 助教授
2004年4月〜  関東学院大学 教授 現在に至る。
2010年11月〜 関東学院大学 材料・表面工学研究所研究員 現在に至る。

【専門】
高分子化学(遷移金属触媒による置換アセチレンモノマーの重合とその特性に関する研究である。とくに、新たな概念や分子設計にもとづいて新規なπ共役高分子を創製するとともに、実用化に向けて研究を行っている)
ゴム化学 (分解性ポリウレタンの合成と環境劣化の研究および金属触媒を用いる廃タイヤの分解・再利用の研究について行っている)

【受賞暦】
1)日本材料科学会 功労賞(平成25年6月7日)
2)日本材料科学会 末澤賞(奨励賞)(平成23年6月3日)
論文題目「オキシエチレン鎖を有する主鎖型液晶ポリウレタンの合成
およびその性質」
3)マテリアルライフ学会 論文賞(平成22年7月8日)
論文題目「ジエン系ポリマーの光分解に及ぼすニトロ化合物の影響」
4)マテリアルライフ学会 研究発表会奨励賞(平成18年1月25日)
発表題目「加硫ゴムの光劣化におよぼす増感剤の影響」 等

【著書】
1)-バイオポリウレタンの設計技術-植物由来材料を原料とする新規ポリウレタンの創製
 単著、2014年 12月、(株)技術情報協会
2)植物由来リシノレイン酸ベースとする新規ポリウレタンの合成
 単著、2014年 1月、(株)技術情報協会
3)植物由来材料を原料とする新規ポリウレタンの開発
 単著、2012年 2月、コンバーテック(株)加工技術研究会
4)環境に優しい生分解性ポリウレタンの合成、
 単著、2007年12月、サイエンス&テクノロジー(株)
5)最近ポリウレタン材料と応用技術-ポリウレタン創製への道-、
 単著、2005年9月、(株)シーエムシー出版

【講演主旨】
 現在、地球環境に調和した材料開発の観点から、再生可能な資源である植物由来の原料の利用が重要視されている。本講演では、ポリウレタン材料の原料のポリオールに、ヒマシ油由来材料を用いてエステル結合を導入し、そのポリオールから合成されるポリウレタンの性質や機能について紹介する。

【プログラム】
1.ポリウレタンとは?

2.ヒマシ油の主成分であるリシノレイン酸を用いた重付加反応

3.リシノレイン酸にエステル結合を導入したポリオールからのポリウレタンの合成

4.ビス(2-ヒドロキシエチル)テレフタレートを用いたプレポリマー法からのポリウレタンの合成

5. ヒマシ油とアミノ酸由来のリジンエステルトリイソシアナートとの反応

6. ヒマシ油を用いる新規な光硬化性樹脂の合成

7. ヒマシ油を用いたポリウレタンフォームの合成

8. 今後の展開
 8-1 “ウコンの力”の主成分であるクルクミンからの高分子合成の可能性
 8-2 “米ぬか”の有用成分であるフェルラ酸からのSi含有ポリマーの合成

【質疑応答 名刺交換】


第2部 植物由来ポリウレタンの開発と自動車部材への適用
【15:00-16:15】

講師: 三井化学(株) 合成化学品研究所 特殊ポリウレタン材料開発グループ グループリーダー 兼務 経営企画部 博士(工学) 山崎 聡 氏

【受賞】
日本ゴム協会 優秀発表賞 受賞
石油学会 学会賞 受賞 他

【キーワード】
1.バイオポリオール
2.バイオイソシアネート
3.シートクッション
4.コーティング

【講演主旨】
 二酸化炭素の排出を抑制する手段として、バイオポリマーの研究が盛んに行われているが、これらの物性は、化石資源を原料としたそれと比較すると、必ずしも満足できるレベルに至っていないことが多い。さらに、単にバイオ原料に転換したのみのでは市場に受け入れられ難くなっており、化石資源由来の材料と同様以上の機能の付与が求められている。このような状況下、当社はバイオ資源を活用することにより発現できる機能の付与を目標に、バイオポリウレタンを開発している。本講演では、当社が開発したバイオポリオールおよびバイオイソシアネートの特徴ならびにそれらを用いた自動車部材への適用について概説する。

【プログラム】
1.ポリウレタンの科学
 1-1 ポリウレタンとは
 1-2 ポリウレタンの分類
 1-3 ポリウレタンの用途

2.ポリウレタンの原料
 2-1 ポリオールの構造と特徴
 2-2 ポリイソシアネートの構造と特徴

3.バイオポリオール
 3-1 技術動向
 3-2 開発コンセプト
 3-3 第一世代の特徴〜自動車シートクッションへの展開〜
 3-4 第二世代への取組み〜技術ポイントとフォームへの展開〜

4.バイオイソシアネート
 4-1 開発コンセプト
 4-2 バイオイソシアネート・誘導体の特徴
 4-3 自動車コーティング材料への展開

5.今後の課題

【質疑応答 名刺交換】

【登録日】2015.01.20

登録者情報

【登録日】 2015.01.20

【登録者】&Tech

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