一般財団法人環境イノベーション情報機構
[2014.05.27]エコツアーカフェTOKYO69
スマトラ島は日本列島より大きな島で、スマトラトラやスマトラゾウ、マレーバク、スマトラサイなど、絶滅に瀕した哺乳類が暮らしています。しかし、広大な熱帯林はアブラヤシや紙パルプのためのプランテーションに姿を変え、かろうじて残っている国立公園の森でさえも、長く森とともに暮らしてきた先住民/地域住民らの手によって、切り開かれようとしています。
彼らにとって当たり前の森は、実はとても価値があるものなんだよ、というメッセージを伝えるために、ゆいツールは昨年度環境教育プログラムを開発しました。そして、豊かになりたいと願う彼らとともに森を守りながら豊かになる道を探っています。エコツーリズムを発展させよう、有機肥料を使った野菜作りにチャレンジしよう、など、スマトラ島中部のリアウ州でローカルNGOとともに活動しています。
一方、ロンボク島はバリ島の隣の島で、面積は和歌山県とほぼ同じ(4,725 km²)で、約270万人の人が暮らしています。バリ島に比べて、まだまだ観光地化は進んでいませんが、それでも住民が捨てるごみが川や海に溢れ出しています。ここでは、行政担当者や学校の先生の協力を得ながら、ごみについて考えるプログラムを開発中です。海がきれいで、サーファーが多く訪れるロンボク島。将来、エコツアーがもっと盛んに行われるように、ごみを減らしていきたいと考えています。
【登録日】2014.05.09