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イベント情報農業用生分解マルチフィルムの開発と応用展開・作物への適用課題〜生分解性樹脂の分解コントロール・物性・耐久性向上と市場展開〜

農業用生分解マルチフィルムの開発と応用展開・作物への適用課題〜生分解性樹脂の分解コントロール・物性・耐久性向上と市場展開〜

【カテゴリ】 エネルギー バイオマス

【開催日】2014.03.27

【開催地】東京都


★生分解性樹脂製品の中で最も大きな市場を獲得している農業用マルチフィルム!
★生分解性を持ったフィルムの分解メカニズムやそのスピードの調整技術とは?紫外線劣化対策の処方とは?
★長年の事業から市場を獲得してきた先行メーカーの取り組みと事業化への道筋が聞ける!
★実際に作物や各種地域に適用した事例!評価・試験法や紫外線劣化事例も!

【講 師】
第1部 宇都宮大学大学院 工学研究科 物質環境化学専攻 教授 (理学博士) 木村 隆夫 氏

第2部 (有)カンポテクニコ 代表取締役社長 人見 清貴 氏

第3部 (株)ユニック 執行役員 坂井 久純 氏

【会 場】
てくのかわさき 5F 第4研修室【神奈川・川崎】

【日 時】2014年3月27日(木) 11:00-16:00

【早期割引価格:1名または2名の場合】50,400円(税込、テキスト費用を含む)

⇒ 3月13日以降のお申込は53,550円(税込、テキスト費用を含む) となります

詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3613

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第1部 農業用生分解性プラスチックフィルムの開発・複合化技術
【11:00-12:15】

講師: 宇都宮大学大学院 工学研究科 物質環境化学専攻 教授 (理学博士) 木村 隆夫 氏

【キーワード】
1. 複合化技術
2. 分解速度調整
3. 土壌改質効果

【講演概要】
 母材である生分解性プラスチックに対して、ホタテ貝殻由来のカルシウム化合物微粉末を改質材として複合化させることで分解速度が調整でき、併せて、土壌酸性化の抑制にも役立つ農業用生分解性マルチフィルムの開発を目指しており、現在までに得られている研究成果を平易に解説する。

【プログラム】
1. 研究の背景

2. 研究のねらい

3. 農業用生分解性プラスチックフィルムの現状

4. 母材の選定

5. 選定した母材の一般的性質

6. 改質材の調製

7. 調製した改質材の一般的性質

8. 調製した改質材の組成分析

9. 母材と改質材の混練

10. 複合フィルムの作成

11. 複合フィルムの機械的性質

12. 分解試験
 12-1. 加水分解試験
 12-2. 土壌埋設試験

13. 複合化によるフィルム形状崩壊の加速メカニズム

14. 複合化による土壌酸性化の抑制メカニズム

15. まとめ

16. 今後の展開と課題

【質疑応答 名刺交換】

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第2部 生分解性を持つ農業用マルチフィルムの開発
【13:15-14:30】

講師:(有)カンポテクニコ 代表取締役社長 人見 清貴 氏

【キーワード】
1.生分解
2.マルチフィルム
3. 剥がさない

【著作・受賞・経歴】
デュポン株式会社先端技術研究所勤務、(社)発明協会会長奨励賞受賞、2009,2010農業用フィルム国際シンポジウムに参加

【講演概要】
 生分解性農業用フィルムは、収穫後の労力を軽減できるという利便性が広く浸透し、生分解性樹脂製品の中で最も大きな市場を獲得している。今後は作物に適した生分解性スピードを備えた製品を提案していくことが新たな市場を獲得していくうえで不可欠である。

【プログラム】
1.弊社の紹介
 1-1 沿革と事業内容の紹介

2.生分解性とは
 2-1 生分解とは何か
 2-2 生分解のメカニズム

3.マルチフィルムの市場
 3-1 生分解性マルチフィルムのユーザー認知
 3-2 特徴的なリピーター率の高さの理由
 3-3 マルチフィルムの市場動向

4.生分解性樹脂製品の開発
 4-1 主な生分解性樹脂製品の紹介
 4-2 生分解性樹脂製品の開発における特徴
 4-3 生分解スピードのコントロール
 4-4 生分解性樹脂製品の物性の向上

5. 生分解性マルチフィルムの展望

 【質疑応答 名刺交換】

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第3部 農業用生分解マルチフィルムの開発と事業・市場展開
【14:45-16:00】

講師: (株)ユニック 執行役員 坂井 久純 氏

【キーワード】
1.収穫後のはぎ取りが不要⇒重労働 作業時間
2.廃物処理が不要⇒費用
3.土壌中のマルチ残渣が無い⇒環境汚染防止

【講演概要】
生分解性マルチとは、微生物により分解されるマルチです。作物の生育期間は通常のポリマルチ同じように畝を覆い、収穫間際になると土壌中の微生物により分解を始め、収穫後の残渣とともにすき込むと、やがて水と炭酸ガスに分解してなくなります。従って、マルチのはぎ取りが不要で廃棄の必要もありません。環境に優しい省力資材として序々に普及を始めた農業資材です。

【プログラム】
1.世界のマルチ使用状況
 1-1 世界の農業用樹脂使用料
 1-2 世界のマルチ利用面積と状況

2.生分解性マルチの登場
 2-1 ポリマルチ使用後の弊害
 2-2 生分解性マルチのメリット

3.生分解性プラスチックとは
 3-1 生分解性プラスチックの定義
 3-2 世界の主なマルチ利用の生分解性プラスチック
 3-3 生分解性プラスチックの流れ

4.生分解性プラスチックの農業用マルチへの利用
 4-1 マルチフィルムの製造
 4-2 マルチ利用者の調査
 4-3 生分解性マルチの経済評価
 4-4 生分解性マルチ利用の現況

5. 生分解性マルチの作物毎の現場での利用状況

6. マルチ圃場展帳試験

7. 生分解性マルチ利用の注意点

8. 生分解性マルチの今後の展開

【質疑応答 名刺交換】

【登録日】2014.02.18

登録者情報

【登録日】 2014.02.18

【登録者】&Tech

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