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イベント情報光触媒・抗菌剤を用いた抗菌・抗ウイルスフィルム材料の材料設計とコーティング加工、実証評価・今後の応用展開

光触媒・抗菌剤を用いた抗菌・抗ウイルスフィルム材料の材料設計とコーティング加工、実証評価・今後の応用展開

【カテゴリ】 健康・化学物質 環境ホルモン

【開催日】2013.12.18

【開催地】東京都


★抗菌・抗ウイルスの効果の高い商品を作るには何が必要か!?
★光触媒の基本から、高反応性・高抗菌・抗ウイルス性の可視光応答型光触媒の最新動向もきちんと把握!!

【講 師】
第1部 (公財) 神奈川科学技術アカデミー(KAST) 実用化実証事業 光触媒グループ サブリーダー 
 兼 東京理科大学 総合研究機構 エネルギー・環境光触媒研究部門 客員研究員 博士(工学) 落合 剛 氏

第2部 パナソニック(株) エコソリューションズ社 技術本部 コア技術開発センター 環境部材開発グループ ご担当者

第3部 昭和タイタニウム(株) 光触媒開発プロジェクト ご担当者

第4部 東亞合成(株) 技術サービスセンター 杉浦 晃治 氏

【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第1集会室【東京・中央区】

【日 時】平成25年12月18日(水) 10:15-16:30

【参加費】
【1名または2名】60,900円円(税込、テキスト費用を含む)
※昼食は弊社負担にてお弁当を用意させていただきます。

詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3542

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第1部 光触媒の基礎と応用、未来への展望
【10:15-11:30】

講師: (公財) 神奈川科学技術アカデミー(KAST) 実用化実証事業 光触媒グループ サブリーダー 
 兼 東京理科大学 総合研究機構 エネルギー・環境光触媒研究部門 客員研究員 博士(工学) 落合 剛 氏

【キーワード】
1.光触媒
2.環境浄化
3.抗菌・抗ウイルス

【講演要旨】
 最近、空気清浄機などに応用されている“光触媒”。抗菌効果や脱臭効果を強調する宣伝文句が印象的だが、そもそも光触媒とはいったい何なのか?
 ある種の金属酸化物は、光を当てると、その表面で酸化分解反応などを起こす。しかし、金属酸化物自体は反応の前後で変化しない。金属酸化物が光エネルギーを吸収し、それを使って反応を起こしているのである。これが光触媒反応である。現在、酸化チタンに紫外線を照射することで、この光触媒反応が効率よく起きることが知られており、抗菌材料をはじめとした幅広い分野に応用されている。しかしながら、その知名度や製品の市場が急速に拡大したのは、ごく最近のことである。本講演では、いくつかのトピックスをとりあげ、実験を交えながら、光触媒の基礎から応用までを概説する。

1.光触媒反応の原理
 1-1 光触媒とは
 1-2 酸化チタン光触媒の発見と歴史
 1-3 酸化分解-実演を交えながら
 1-4 光誘起超親水化-実演を交えながら
 1-5 酸化チタン光触媒の反応メカニズム
 1-6 光触媒関連技術の現状・市場規模

2.応用展開T 外装材
 2-1 セルフクリーニング機構
 2-2 酸化チタン光触媒の最初の応用例-抗菌タイル
 2-3 光触媒外装材の応用例

3.応用展開U 環境浄化
 3-1 抗菌、抗ウイルス材料
 3-2 空気清浄機
 3-3 水浄化機
 3-4 土壌浄化

4.応用展開V 高機能化、エネルギー変換
 4-1 可視光応答光触媒
 4-2 二酸化炭素還元
 4-3 色素増感太陽電池
 4-4 水分解水素生成

5.まとめ

【質疑応答・名刺交換】

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第2部 可視光応答型光触媒を利用した抗菌・抗ウイルスフィルム開発実証実験
【12:15-13:30】

講師: パナソニック(株) エコソリューションズ社 技術本部 コア技術開発センター 環境部材開発グループ ご担当者

【キーワード】
1.可視光型光触媒
2.抗菌抗ウイルス
3.実証試験
4.フィルム
5.コーティング

【講演要旨】
NEDO「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」において、従来の可視光応答型光触媒と比較して、はるかに高い反応効率と極めて高い抗菌抗ウイルス 性を実現する新規な可視光応答型光触媒が開発された。弊社では、本プロジェクトの成果を応用してフィルム材とコーティング液を開発した。今回、本開発品の 基本的性能と実際環境でのフィールド評価試験を通じて得られた一定の効果を報告する。

【プログラム】
1.はじめに

2.開発商品
 2-1 紫外光反応型光触媒を用いた商品
 2-2 可視光応答型光触媒を用いたフィルム材とコーティング液
 2-3 抗菌抗ウイルス性能と物性および評価

3.効果の見える化
 3-1 感染ルートの検討
 3-2 感染リスク低減モデルの提案

4.実証評価
 4-1 空港での実証試験結果
 4-2 病院での実証試験結果

5.今後の課題
 5-1 効果の見える化
 5-2 現状商品の課題
 5-3 目指す姿

【質疑応答 名刺交換】

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第3部 高感度光触媒材料の開発
【13:45-15:00】

講師: 昭和タイタニウム(株) 光触媒開発プロジェクト ご担当者

【講演要旨】
2007年〜2012年にかけて実施されたNEDO「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」において、新規高感度光触媒材料が開発された。昭和タイタニウム(株)は、この材料の量産化検討と、実用化のための部材への適用化検討を担当した。本講演では、これらのプロジェクト成果と、その実用化に向けての取り組みを紹介する。

1.光触媒の基礎
 1-1 光触媒の作用原理
 1-2 光触媒の応用分野

2.NEDO「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」の紹介
 2-1 プロジェクトの意義
 2-2 プロジェクトの目標

3.高感度光触媒材料の開発 紫外光応答型光触媒の高感度化
 3-1 十面体酸化チタン
 3-2 十面体酸化チタンの製法
 3-3 十面体酸化チタンの性能

4.高感度光触媒材料の開発 可視光応答型光触媒
 4-1 銅系化合物担持酸化タングステン
 4-2 銅系化合物担持酸化チタン
 4-3 可視光応答型光触媒の抗菌性能
 4-4 可視光応答型光触媒の抗ウイルス性能

5.可視光応答型光触媒材料の評価方法
 5-1 VOC分解性能の評価法
 5-2 抗菌・抗ウイルス評価法
 5-3 評価法のJIS、ISO制定状況

 【質疑応答 名刺交換】

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第4部 機能性添加剤の種類と用途に応じた最適抗菌剤選定のポイント
【15:15-16:30】 

講師:  東亞合成(株) 技術サービスセンター 杉浦 晃治 氏

【講演主旨】
抗菌剤、防カビ剤、抗ウイルス剤、光触媒などの機能性添加剤の選定から加工方法、最終製品の評価事例まで全般を、わかりやすく解説する。

【プログラム】
1.機能性添加剤の種類と特徴
 1-1 抗菌剤(無機系、有機系)
 1-2 防カビ剤(有機系、ハイブリッド)
 1-3 抗ウイルス剤
 1-4 光触媒
 1-5 その他(消臭剤、抗アレルゲン剤、防虫加工剤など)

2.用途に応じた機能性添加剤の選定と加工方法
 2-1 プラスチックへの練り込み成形加工
 2-2 生地や紙への浸漬塗布加工
 2-3 生地やフィルムへのコーティング加工

3.各機能性に関する業界基準および機能性評価方法
 3-1 プラスチック製品に関する持続性や安全性
 3-2 繊維製品に関する持続性や安全性 
 3-3 抗菌性評価方法
 3-4 防カビ性評価方法
 3-5 抗ウイルス性評価方法
 3-6 光照射評価方法
 3-7 その他評価方法

4.応用例と取扱い注意事項
 4-1 関連法規制など
 4-2 各種用途の事例
 4-3 取扱い注意事項 

【質疑応答・名刺交換】

【登録日】2013.12.05

登録者情報

【登録日】 2013.12.05

【登録者】&Tech

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