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イベント情報微細藻類によるバイオマス燃料の最新動向、事業展開・生産技術と国内外での将来展望〜培養・回収・燃料化プロセスとエタノール製造のさらなる高効率化・事業化コスト〜

微細藻類によるバイオマス燃料の最新動向、事業展開・生産技術と国内外での将来展望〜培養・回収・燃料化プロセスとエタノール製造のさらなる高効率化・事業化コスト〜

【カテゴリ】 エネルギー バイオマス

【開催日】2013.09.26

【開催地】東京都


★国家の成長戦略として国からの言及もあり、注目を集める「藻類」からのエネルギー資源生成の最新技術動向!
★藻類燃料をビジネス・事業化する場合のコスト・メリットと技術的な課題とは?
★国内外における技術動向・将来展望としてどういった姿勢で研究者は開発に取り組んでいるのか?

【講 師】
第1部 国際石油開発帝石 (株) 経営企画本部・事業企画ユニット 事業企画グループ 若山 樹 氏

第2部  (株)デンソー 基礎研究所 バイオ材料研究室 室長 福田 裕章 氏

第3部 東北大学 大学院農学研究科 電磁波高度利用研究室 教授 佐藤 実 氏

【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第4集会室【東京・中央区】

【日 時】平成25年9月26日(木) 11:00-16:00

【参加費】
【早期割引価格:1名または2名の場合】54,600円(税込、テキスト費用を含む)
⇒ 8月12日以降のお申込は57,750円(税込、テキスト費用を含む) となります

【3名の場合】 69,300 円(税込、テキスト費用を含む)

詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3434

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第1部 微細藻類によるバイオ燃料の生産技術の最新動向・事業展開と国内外での将来展望
【11:00-12:15】

講師: 国際石油開発帝石 (株) 経営企画本部・事業企画ユニット 事業企画グループ 若山 樹 氏

【講演概要】
 微細藻類によるバイオ燃料生産技術の開発が、国内外のベンチャー企業やエネルギー供給事業者を中心に活発化している。当該技術は、太陽エネルギーをエネルギー源にCO2や有機物を原料(炭素源)にバイオ燃料を生産する事が可能であるため、環境調和型のエネルギー生産システムの構築が可能である。本講演では、第三世代バイオ燃料の一翼を担う可能性がある微細藻類によるバイオ燃料の可能性や参入のメリットなどについて国内外の動向を踏まえ概説する。

 【プログラム】
1.緒言
1-1 弊社成長戦略における再生可能エネルギーへの取組強化について

2.藻類系バイオマスのエネルギー生産技術としての適用
 2-1 液体燃料
 2-2 固体燃料
 2-3 気体燃料

3.藻類系バイオマスを活用した事業
 3-1 フォトバイオリアクター
 3-2 各国・エネルギー供給事業者の状況
 3-3 企業間連携

4.藻類系バイオマスを活用したバイオ燃料以外の適用
 4-1 CO2固定・利用技術への適用
 4-2 排水処理・廃熱回収への適用
 4-3 高付加価値物質生産への適用

5. 結言

 【質疑応答 名刺交換】

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第2部 微細藻類を使ったCO2吸収・バイオ燃料化の研究と期待
【13:15-14:30】

講師: (株)デンソー 基礎研究所 バイオ材料研究室 室長 福田 裕章  氏

【講演概要】
 シェールガスやシェールオイルが採掘されるようになったが、地下の燃料資源はいずれ枯渇する。経済の持続的発展を実現するには、太陽エネルギーを有効に活用した循環型社会を構築することが不可欠である。微細藻類は太古の地球に存在した高濃度な二酸化炭素を固定し、石油などのエネルギー資源をつくった立役者である。彼らの能力を最大限に活用することができれば、エネルギーの循環型社会を実現することは可能になる。今回、そんな社会の実現に一歩ずつ近づくべく研究開発を進めるデンソーの取り組みを紹介する。

【キーワード】
1.シュードコリシスチス(シュードコリシスティス)
2.藻類バイオ燃料
3.育種技術

【プログラム】
1.エネルギー危機におけるバイオ燃料の位置付け
 1-1 持続性社会を実現するための鍵
 1-2 バイオ燃料の種類と用途
 1-3 バイオ燃料の限界

2.微細藻類バイオ燃料が着目された背景
 2-1 微細藻類の定義
 2-2 微細藻類が油脂を蓄積する理由
 2-3 微細藻類の研究の歴史
 2-4 微細藻類バイオ燃料が着目された理由
 2-5 微細藻類は救世主になれるのか

3.米国の取り組み
 3-1 微細藻類バイオ燃料を検討している企業
 3-2 微細藻類バイオ燃料を実用化するための課題
 3-3 経済性の評価
 3-4 バイオ燃料以外の産業利用
 3-5 各企業の取り組み

4.微細藻類バイオ燃料を実用化する際の課題
 4-1 アセスメントの進め方
 4-2 培養プロセス
 4-3 回収プロセス
 4-4 油脂抽出プロセス
 4-5 燃料化プロセス
 4-6 油脂抽出残渣の利活用

5. デンソーの取り組み
 5-1 デンソー保有藻と培養施設
 5-2 屋外培養試験の実績
 5-3 窒素欠乏と油脂蓄積、光合成速度の関係
 5-4 油脂生産性を向上させる手段
 5-5 今後の取り組み
 5-6 CO2循環社会を実現するモデル案

【質疑応答 名刺交換】

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第3部 藻類バイオマスからのバイオエタノール製造法の開発と効率化
【14:45-16:00】

講師: 東北大学 大学院農学研究科 電磁波高度利用研究室 教授 佐藤 実 氏

【関連著書・受賞歴】
関連著書: 佐藤 実:連続発酵による海藻からの高効率エタノール生産技術、能登谷正浩監修、“海藻バイオ燃料”、pp129-137 (2011).
受賞歴: 日本水産学会 奨励賞受賞


【lキーワード】
1.バイオエタノール製造
2.海藻
3.コンブ

【講演概要】
 海洋バイオマスの大部分を占める海藻は資源量が多いにも関わらず、工業原料および食料としての用途は限られており、まだ十分に利用されているとは言い難い。例えば、東北電力叶蜻芍ホ力発電所の冷却水取水口に集積する海藻は利用されることなく産業廃棄物として処分されている。そこで、当研究室で分離した微生物を利用し、海藻、特にマコンブなどの褐藻類から、バイオエタノールを効率よく生産する方法を検討した。エネルギー資源のないわが国が国土以外のスペースで育つ海藻を利用して効率良くバイオエタノールを製造する技術を確立しておくことは決して無駄ではない。

【プログラム】
1.発電所冷却水取水口に集まる海藻

2.海藻成分のエタノール発酵のための効率的前処理

3.複雑な海藻成分からの効率的エタノール発酵

4.低エタノール発酵液の効率的濃縮法

5. 海藻バイオエタノール製造の今後の展望

【質疑応答 名刺交換】

【登録日】2013.08.20

登録者情報

【登録日】 2013.08.20

【登録者】&Tech

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