一般財団法人環境イノベーション情報機構
講演『江津湖の歴史と身近な生きものたち』
第22回くまもと自然保護講演会
『江津湖の歴史と身近な生きものたち』
熊本県自然保護関係団体協議会では、熊本の豊かな自然を護り育むため第22回くまもと自然保護講演会」を開催します。今回は、熊本県希少野生動植物検討委員会副会長の石黒義也さんに標記のタイトルでご講演をお願いしました。
【講演要旨】
江津湖は約400年前に加藤清正公が、湖の西側に江津塘(大名塘)を築いたことにより、沼沢地だったところが現在の姿の江津測になり、上無田、下無田両村が誕生したといわれる。そこではスイゼンジノリ、水前寺もやし、ズイキなど生活にかかわりのある産物などを産した。時代の変遷により江津湖周辺の環境や、生息・生育する動植物も姿を変えた。特に三菱重工業航空機製作所、協和発酵のアルコール工場の進出、昭和28年の6 ・26水害は大きな原因であったと思われる。6 ・26水害前後での人々の暮らしと江津湖の動植物とのかかわりを思い起こしてみたい。
とき:2017年1月9日(月・祝)成人の日
(受付)午後1時30分より (講演)午後2時から4時
ところ:熊本県民交流館(パレア)9 階 会議室1 定員120名
参加費:無料
講師:石黒義也(いしぐろ よしなり) 氏
熊本大学教育学部卒。熊本県立高校教諭、熊本市立高校教諭。熊本市教育委員会指導主事。熊本市立商業高校教頭。熊本市動植物園副園長。白髪岳自然環境保全地域生態調査(環境庁自然保護局)をはじめ多数の生態調査に携わる。
現熊本県希少野生動植物検討委員会副会長 、現熊本記念植物採集会理事。著書『サイの泪』2001年 株式会社環境調査研究所。
主催
熊本県自然保護関係団体協議会、熊本県、公益財団法人再春館「一本の木」財団
お問合せ先:熊本県環境生活部環境局自然保護課
Phone 096-333-2274
【登録日】2016.11.01