一般財団法人環境イノベーション情報機構
バージニア州・データセンター投資の最前線
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
クリーンエネルギー研究所 代表
阪口 幸雄(さかぐち ゆきお) 氏
【重点講義内容】
米国バージニア州北部の「Data Center Alley」は、世界最大のデータセンター集積地である。講師は2026年8月、3日間の現地ミッションに参加した。日本から27名が参加し、うち6社が米国側に自社技術を直接提案する「リバースピッチ」を実施したが、現地キーパーソンの極めて強い興味を引く等、単なる視察ではなく、日本企業が米国データセンター市場への参入可能性を現地で探る実践的なミッションとなった。
現地で聞いた数字は衝撃的であるが、視察した「アッシュバーン市」と「リッチモンド市」の両方で、土地造成・建屋建設・変電所の建設が驚くような規模で進行している。米国内だけでは機器を確保できず、日本・韓国・欧州製などの海外製機器への期待も高まっているが、今回強く印象に残ったのは、バージニア州政府、郡政府、地域の経済開発機関が、日本企業の進出・投資・現地展開に極めて積極的であったことである。
IT機器だけでなく、電力、冷却、蓄電池、バックアップ電源、騒音対策、光通信、監視・制御など、周辺サプライチェーン企業の誘致にも強い関心を示していた。米国のデータセンター市場が、電力、送電、変電、冷却、自家発電、蓄電池、制御、保守、金融を含む巨大インフラ産業へと変貌している様を実感した。
本セミナーでは、現地で実際に見聞きした内容と、27名の参加者、6社のリバースピッチ、州・郡政府との直接対話を通じて見えた「日本企業は何を売れるのか、どう入るのか」を具体的に報告する。
1.世界最大「Data Center Alley」現地視察報告
(1)「3km圏に50棟超」の異常な集積の「アッシュバーン市」
(2)着実に誘致を進める州都の「リッチモンド市」
(3)ハイパースケーラーとコロケーションの進化モデル
(4)27名の日本側参加者が現地で見たもの、聞いたものの詳細
2.データセンターブームの実態
(1)実需とPhantom Load(架空の申請)と電力枠争奪戦
(2)市場は「建設競争」から「選別の時代」へ
(3)生き残りの条件は?
3.日本企業に開く具体的な参入機会
(1)6社のリバースピッチで何を提案したのか
(2)米国側はどの技術に関心を示したのか
(3)州政府・郡政府はなぜ日本企業誘致に積極的なのか
4.まとめ
(1)AIデータセンターは「不動産+半導体産業」から「電力・重電・エネルギー・金融産業」へ。
(2)そしてバージニア州は、そのサプライチェーンを担う日本企業を求めている。
(3)「ハイパースケーラー」から「新しいプレーヤー」への転換。
5.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
阪口 幸雄(さかぐち ゆきお) 氏
シリコンバレー在住の著名コンサルタント。米国のクリーンエネルギーと、日本のビジネスへの影響にフォーカスしたコンサルタント会社の代表をつとめる。シリコンバレーを中心に、エネルギー問題の定点観測を長期間行い、今後の動向と日本企業の対応についてのきわめて明解なビジョンを持つ。専門分野は、データセンターの電力問題、エネルギー貯蔵、発送電分離、デマンドレスポンス、分散電源、太陽光発電、水素発電、電気自動車、等。
日本の大手エネルギー企業、日本政府機関、大学等のアドバイザーを多数務める。
シリコンバレーに40年在住。日立(日本と米国)にて17年間最先端の半導体の開発に携わったあと、そのビジネス経験や物性の知識を活用すべくエネルギー分野に。
調査レポート 『日米のデータセンター ビジネスと技術の最新動向2025』
https://www.ssk21.co.jp/R0000103.php?gpage=07V0005
【登録日】2026.08.03