一般財団法人環境イノベーション情報機構
令和5年IIAE特別セミナー 地球温暖化会を考える:資源とリサイクル
令和5年IIAE特別セミナー 地球温暖化会を考える:資源とリサイクル
『暮らしを支える資源とそのリサイクル ―黄金の国ジパングを夢からデザインするステージへー』を下記の日程で開催をいたしますのでご案内申し上げます。
地球温暖化会を考える:資源とリサイクルは全3回シリーズで今回は第一弾の最終回となります。添付チラシをご参照ください。
■日時:2023年9月19日(火) 13:30-15:30(13:00〜受付開始)
■開催形式:オンラインZoom開催
■主催:一般財団法人大気環境総合センター
■テーマ:地球温暖化を考える<資源とリサイクル>『暮らしを支える資源とそのリサイクル ―黄金の国ジパングを夢からデザインするステージへー』
■講師(敬称略):恒川昌美先生(北海道大学名誉教授)https://iiae.or.jp/instructor/6870/
■プログラム:(敬称略)
13:30〜13:35 趣旨説明 太田幸雄(北海道大学名誉教授 IIAE理事)
13:35〜15:15 『暮らしを支える資源とそのリサイクル ―黄金の国ジパングを夢からデザインするステージへー』 恒川昌美(北海道大学名誉教授)
(途中10分程度休憩)
<概要>
“国土が狭く資源も乏しい”,これが多くの人が抱く日本のイメージでしょう。日本の国土の広さは世界で61位,確かに広くはないが,経済的排他水域(EEZ)を加えるとその広さは6位となります。このEEZ内にはコバルトリッチクラスト,海底熱水鉱床,メタンハイドレートなどの資源・エネルギーが豊富に賦存します。また,国内の膨大な廃棄物に含まれる有価物の量は資源大国の地下埋蔵量に匹敵するものも多く,都市鉱山として注目されています。今後世界中が2050年のカーボンニュートラルに向けて動きを加速すると,脱炭素技術の導入が急増し,深刻な資源不足になることが懸念されます。これを克服するためには上述の資源を活用するとともに,循環型社会と循環経済の形成が不可欠です。
本講演では,私たちの暮らしが多くの資源にいかに支えられているか,そのために鉱山などで鉱石を採掘(採鉱)した後,どのようにして有用成分を分離・回収し(選鉱),精製し(製錬),素材・製品を加工・製造しているかを説明します。また,ここで使われている技術がどのように廃棄物中の有用成分の回収に応用されているか(リサイクル),イノベーションはどんな時に起きてきたか,などについても述べます。世界に先駆けて日本が循環型社会と循環経済を両立させ,再び黄金の国ジパングと呼ばれるためには,世界史の中で稀有な“リサイクルと循環経済が成立していた江戸の暮らし”は興味深く,かつ参考になることを示します。
15:15〜15:30 総合討論
■申込方法と参加費
◇参加費:一般3,000円(テキスト代含む)
セミナー会員 1,000円(テキスト、動画付)
賛助会員 無料 (テキスト、動画付)
◇お申込み:https://iiae.or.jp/seminarlist/special_seminar/
【登録日】2023.09.02