一般財団法人環境イノベーション情報機構
中部電力パワーグリッド(株) 電子通信部の展開と戦略
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
中部電力パワーグリッド株式会社 電子通信部
ICTソリューショングループ長
渡辺 光政(わたなべ みつまさ) 氏
中部電力パワーグリッド株式会社 電子通信部
ICTソリューショングループ 課長
岩渕 啓明(いわぶち ひろあき) 氏
【重点講義内容】
中部電力パワーグリッド株式会社電子通信部は、旧来の電力保安通信業務のノウハウを活かし、社内・グループ会社にICTソリューションによる業務効率化やレジリエンス強化に取り組んできた。
そこで培ったノウハウ・サービス・リソースを活かした「らくモニサービス」を開発し、全国の自治体や多くの法人さまにご利用いただいている。
また当社は、5Gなどの通信環境の整備や地域DX等に貢献するため、管内の鉄塔空きスペースや光ファイバの空き心線など電力インフラを通信事業者等へ積極的に貸し出す方針に転換したほか、電柱や鉄塔の位置情報をWeb検索できるサービスなどリソースを活用した社会の課題解決への貢献にも取り組んでいる。
これら、先進的な取り組みやサービスの概要、導入事例など、皆様の現場DX・防災DX等に役立つソリューション情報をご紹介する。
1.会社・組織の変遷と各種サービスの開発経緯
(1)会社概要と中部電力グループについて
(2)電子通信部門による社内ソリューションの展開と位置づけの変化
(3)中部電力ビジョンにおける電子通信部門の役割とICTサービスの開発
2.5G等の通信環境の整備や地域DX等への貢献に向けた取り組み
(1)鉄塔・光ファイバ貸出サービス
(2)電柱・鉄塔の場所がWebですぐわかる「らくモニでんちゅう・てっとう」
3.全国に展開するらくモニサービスと導入事例の紹介
(1)現場の異常をセンサーで早期にキャッチする「らくモニIoT」
(2)現場の状況を「見たい」と思った瞬間に確認できる「らくモニCamera」
(3)こんなに安いの?中部電力パワーグリッドのデータSIMサービス「らくモニSIM」
4.今後の展開・戦略
(1)ノウハウ・データ・リソースを活用した新たな価値の創造
(2)山間部の通信環境への挑戦
(3)電力業界と異業種(物流・建設業界)とのコラボ
5.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
渡辺 光政(わたなべ みつまさ) 氏
1988年中部電力株式会社入社。主に、電子通信部門の一員として電力保安通信設備の保守・運用・工事業務に携わり、通信事業会社への出向で通信事業の業務経験を経て、2012年より研究業務に従事。電気協同研究会「ICT利活用による電力設備保守・運用業務の効率化」の発刊に携わり、その後ICTソリューション推進・リソース貸出推進・らくモニサービスの立ち上げ業務に従事。
岩渕 啓明(いわぶち ひろあき) 氏
1986年中部電力株式会社入社。主に、電子通信部門の一員として電力保安通信設備の保守・運用・工事業務に携わり、会社分割等のプロジェクト業務、通信事業会社への出向でFTTH等の光インフラ構築などの業務経験を経て、2016年よりICTソリューション推進・らくモニサービスの立ち上げ業務に従事。
【登録日】2023.07.28