一般財団法人環境イノベーション情報機構
進むバイオ燃料の利用拡大
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
株式会社三菱総合研究所
気候変動ソリューショングループ サステナビリティ本部
福田 桂(ふくだ かつら) 氏
【重点講義内容】
脱炭素社会の実現に向けて、既存の燃料インフラや内燃機関等の設備を利用可能なバイオ燃料は、今後とも一定の役割を果たすことが期待される。我が国におけるバイオ燃料利用は諸外国に比して遅れを取っていることは否めないが、本年4月のエネルギー供給構造高度化法の告示改正により2028年度までの輸送用燃料におけるバイオエタノール利用目標が新たに定められ、航空分野においては、持続可能な航空燃料(SAF)の利用・供給拡大に向けた「規制」と「支援策」のパッケージの検討が進められる等の動きも存在する。本講演では、国内外におけるバイオ燃料に関する最新動向を捉えつつ、我が国におけるバイオ燃料政策の状況や、それを踏まえて民間企業に期待される取組等について概説します。
1.バイオ燃料を取り巻く国際動向
2.我が国におけるバイオ燃料利用の状況、将来目標
3.エネルギー供給構造高度化法の概要
4.CORSIAの概要
5.持続可能な航空燃料(SAF)の導入促進に向けた官民協議会における検討状況
6.民間企業に期待される取組
7.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
福田 桂(ふくだ かつら) 氏
2000年3月東京大学大学院工学系研究科修了、同年4月に株式会社三菱総合研究所に入社。以来20年以上にわたり、バイオ燃料を含む国内外の低炭素・脱炭素燃料の政策・技術・市場動向等に関する調査・コンサルティング等に従事。2014〜2016年度には資源エネルギー庁総合政策課(現総務課)に出向し、当時の長期エネルギー需給見通しや地球温暖化対策計画の策定に貢献。
【登録日】2023.07.20