一般財団法人環境イノベーション情報機構
カーボンフットプリントを巡る動向
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
株式会社日本総合研究所 調査部 主任研究員
大嶋 秀雄(おおしま ひでお) 氏
【重点講義内容】
脱炭素の機運が高まるなか、多くの企業が温室効果ガス(GHG)排出削減に取り組んでいるものの、GHG排出の実態把握の難しさが課題となっています。
こうしたなか、各製品・サービスのライフサイクル全体のGHG排出量を可視化するカーボンフットプリント(CFP:Carbon Footprint of Products)への注目が高まっています。わが国政府もCFPを脱炭素の推進に不可欠な仕組みと位置づけ、本年3月にCFP算定の考え方などを整理したガイドラインを示しています。
本講演では、カーボンフットプリントの現状や期待される役割をご説明したうえで、今後、普及に向けて政府や企業に求められる取り組みについてお話しします。
1.カーボンフットプリントとは
(1)概要
(2)Scope1/2/3排出量との違い
2.これまでの取り組み
(1)国内外の取り組み
(2)わが国政府が示した方向性
3.期待される役割の多様化
(1)GHG排出量の実態把握
(2)GHG排出削減に向けた課題の特定
(3)低炭素製品・サービスの販売促進
(4)家計のGHG排出削減、意識改革
(5)気候変動政策の実効性向上
4.普及に向けた課題
5.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
大嶋 秀雄(おおしま ひでお) 氏
京都大学理学部卒、三井住友銀行入行。日本総合研究所調査部、日興リサーチセンター理事長室、三井住友銀行リスク統括部を経て、現職。専門分野は、金融機関の経営環境、企業・金融機関の気候変動対応。
【登録日】2023.07.20