一般財団法人環境イノベーション情報機構
GX政策と脱炭素に向けた企業戦略
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
株式会社三菱総合研究所 サステナビリティ本部
脱炭素ソリューショングループ 主席研究員
橋本 賢(はしもと さとし) 氏
【重点講義内容】
今年5月にGX推進法が成立し、我が国にも2026年からカーボンプライシングが本格導入されます。しかし、制度の詳細がこれから検討されるほか、中長期的な政策のあり方も含め、企業が今後どのように対応していけばよいか、十分見通せない状況にあります。
ここでは、GX推進法に定められたカーボンプライシングの制度像を解説するほか、長期的なカーボンニュートラルの実現に向けた政策展開と予想される企業への影響を分析します。また、企業が直面する経営課題と対応戦略について検討します。
1.解説:日本型カーボンプライシング
(1)GX推進法に基づく制度骨子とは
(2)炭素価格水準の分析
(3)GX推進法でカーボンニュートラルを実現できるか
(4)欧州炭素国境調整措置のプレッシャー
2.2050年カーボンニュートラルに向けた政策展開を考える
(1)2030年後半以降の技術革新シナリオ
(2)炭素価格水準はどこまで切り上がるか
(3)各部門・業種へのインパクト試算
(4)インターナルカーボンプライシングの正しい使い方
3.GX政策がもたらす経営課題と企業戦略
(1)グリーン・トランスフォーメーションとは何か
(2)経営課題を可視化するための手法
(3)戦略的な脱炭素化アプローチ
4.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
橋本 賢(はしもと さとし) 氏
1996年東京大学大学院工学系研究科修了、三菱総合研究所入社。一貫して官公庁や企業を対象に地球温暖化防止政策の調査研究業務に従事。専門はカーボンプライシングであり、近年は2050年脱炭素に向けた成長に資するカーボンプライシングの制度設計を研究している。また、ここ5〜6年は企業向けに脱炭素戦略検討や再生可能エネルギーの導入支援と言ったコンサルティングにも従事し、様々な角度から地球温暖化問題と向き合っている。
休日の趣味はテニスのほか、最近は東京湾での堤防釣りがマイブーム。昨年10月にメーター越えの太刀魚を釣り上げたのが密かな自慢。
【登録日】2023.06.20