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イベント情報工業用PET/バイオPETフィルムの技術開発と成形加工技術、高機能化、応用展開例

工業用PET/バイオPETフィルムの技術開発と成形加工技術、高機能化、応用展開例

【カテゴリ】 エネルギー バイオマス

【開催日】2015.06.30

【開催地】東京都


〜基礎、表面処理、物性制御、市場・技術動向〜

★基礎(材料、構造)から構造解析、要素技術、最新動向について
   各講師がトピックなど交えて、分かりやすく市場と技術を解説!
★フィルムの構造や表面特性が与える製品への影響の実際は?
★今、話題のバイオPETフィルムの特徴(バリア性、遮光性等)と今後の応用展開先は?
★コーティング、貼り合わせ、表面処理技術のポイントは?!


【講 師】
第1部 包装科学研究所 主席研究員 工学博士 葛良 忠彦 氏

第2部 (株)AndTech 渡辺 陵司 氏
※【元帝人デュポンフィルム(株) フィルム技術研究所長】

第3部 大日本印刷(株) 包装事業部 開発本部 製品開発部 柴田 あゆみ 氏

【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第1会議室【東京・中央区】

【日 時】2015年6月30日(火) 10:30-16:00

【早期割引価格:1名または2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
⇒6月17日以降のお申込は57,240円(税込、テキスト費用を含む) となります


詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3962

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第1部 PETフィルムの市場・技術動向とハイバリア性付与技術応用展開
【10:30〜12:30】 

講師: 包装科学研究所 主席研究員 工学博士 葛良 忠彦 氏

【講演主旨】
 PETフィルムは、包装材料としての用途が多いが、最近、電気・電子関係の工業用用途の素材としても重要な存在となっている。本セミナーでは、PET樹脂の製造法と基本的な特性、PETフィルムの製造法と特性をまず解説し、これらの各種特性の制御・向上技術について述べる。次に、PETフィルムの構造、分子配向、表面特性、ガスバリア性などの解析・評価法について解説し、各種の特性を生かしたPETフィルムの用途展開についても言及する。

【プログラム】
1.PET樹脂、PETフィルムの材料
 1.1 PET樹脂の原料
 1.2 PET樹脂の重合法
 1.3 PETフィルムの製造法
 1.4 寸法安定性を得るためのポイント
 1.5 高い強度を得るためのポイント

2.PET樹脂、PETフィルムの基礎
 2.1 PET樹脂の固体構造
 2.2 結晶化度
 2.3 PETの結晶性の特徴
 2.4 ポリマーの分子配向
 2.5 PETの分子配向性と物性との関係
 2.6 PETフィルムの光学的特性の特徴
 2.7 PETフィルムの力学的特性の特徴
 2.8 PETフィルムのガスバリア特性

3.PETフィルムの物性制御・向上
 3.1 透明性
 3.2 耐衝撃性
 3.3 耐熱性
 3.4 寸法安定性
 3.5 ガスバリア性
 3.6 印刷性
 3.7 接着性
 3.8 ヒートシール性

4.PETフィルムの構造解析、表面特性評価
 4.1 PETフィルムの構造解析の技法
 4.2 X線回折による結晶構造解析
 4.3 電子顕微鏡による固体構造解析
 4.4 X線回折による分子配向評価
 4.5 複屈折測定による分子配向評価
 4.6 接触角測定による表面特性評価
 4.7 XPS(ESCA)による表面特性評価
 4.8 原子間力顕微鏡による表面粗度測定
 4.9 ガスバリア性の評価法
 4.10 水蒸気バリア性の評価法

5.製品例にみるPETフィルム応用技術
 5.1 多層フィルムにおけるPETフィルム
 5.2 透明蒸着バリアフィルムの製造法
 5.3 透明蒸着バリアフィルムムにおけるPETフィルムの役割
 5.4 包装分野における透明蒸着バリアフィルムの利点
 5.5 太陽電池バックシートの特徴
 5.6 有機ELにおけるバリア膜
 5.7 透明導電性フィルムにおけるPETフィルムの役割

【質疑応答 名刺交換】

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第2部 PETフィルムの製造工程と表面処理技術、応用例
【13:30〜14:45】

講師: (株)AndTech 技術顧問 渡辺 陵司 氏
        ※【元帝人デュポンフィルム(株) フィルム技術研究所長】 

【著作・受賞・経歴】
1977年日産化学工業(株) 入社
高機能樹脂(ポリサルホン)の技術サービス・材料開発に従事
1987年ICI入社
高機能樹脂ベースの新規材料開発に従事。英国ランコーン研究所での技術トレーニングを経て、つくば技術研究所でマグネットプロジェクトを立ち上げ、セイコーエプソンと成型加工可能な希土類磁石を共同開発。ライセンスしてプロジェクト完了
1993年、ポリエステルフィルム事業部に移り、技術サービス課長、品質保証課長、製造部長を経て、事業所長となる。
1998年DuPontに転籍(ポリエステル事業の買収)
2000年帝人デュポンフィルム(株)へ出向
2009年〜2012年フィルム技術研究所長
2013年DuPontを退社

【講演主旨】
 PET系フィルムの4つの主要製造プロセスの概要説明と各プロセスでの品質管理上のポイントを説明する。次に、様々な表面処理技術により付与される機能とその用途展開の説明をする。最後に光学用フィルムとして、フィルムの機能を活かして直接どのような使い方をされているかと、偏光板用の工程材としてどのように使われているかを説明する。

【講演キーワード】
1.製造プロセス
2.表面処理技術
3.光学用フィルム

【プログラム】
1.PET系フィルム製造プロセス
 1-1 押出プロセス
 1-2 キャスティングプロセンス
 1-3 延伸プロセス
 1-4 巻き取りプロセス

2.PET系フィルムの表面処理技術と機能性付与
 2-1 コーティング
 2-2 物理蒸着
 2-3 化学蒸着
 2-4 貼り合わせ

3.光学用フィルム展開
 3-1 フラットパネルディスプレイ
    @ LCD
      反射防止フィルム/拡散フィルム/反射フィルム/プリズムフィルム
      偏光子用マスキング/リリースフィルム
    A PDP
    B EL
 3-2 タッチパネル
 
4.まとめ
 4-1 製造プロセスでの品質管理ポイント
 4-2 表面処理による機能性付与
 光学用フィルムの応用

【質疑応答 名刺交換】

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第3部 バイオ系PETフィルムの開発と特性、応用展開
【15:00〜16:00】

講師: 大日本印刷(株) 包装事業部 開発本部 製品開発部 柴田 あゆみ 氏

【著作・受賞・経歴】
2003年 大日本印刷株式会社 包装事業部 包装研究所 入社
透明蒸着フィルム「IBフィルム」の開発に従事
2008年 同社 開発本部 環境包材開発室に異動
包装事業におけるLCAの活用研究に従事。2011年には「バイオマテックPETフィルム」の開発に伴い、東京都市大学・岩谷産業とLCAの共同研究を実施。生産地に赴き環境評価を実施。
2015年現在 開発本部 製品開発部 エコパッケージ開発チームにてバイオマテックの開発に従事

【講演主旨】
 DNPは、環境負荷が低く持続可能性に配慮した多様な包装材を積極的に開発している。2012年には、植物由来原料(サトウキビから砂糖を精製した後の廃糖蜜)を一部に使用した「バイオマテック PETフィルム」を世界に先駆けて開発した。サスティナブルな包装材料として注目され、食品メーカーや日用品メーカーでの採用が増えている。本セミナーでは、前半でバイオマスプラスチック全般の説明を行ってから、バイオマテックシリーズの紹介を行い、後半で「バイオマテックPETフィルム」の詳細及び応用展開について言及する。

【キーワード】
1.バイオマスプラスチック
2.植物由来PETフィルム
3.バイオマテック

【講演プログラム】
1. バイオマスプラスチックについて
 1-1 バイオマスとは?
 1-2 バイオマス資源利用のメリット
 1-3 日本における温室効果ガス(GHG)排出量の推移
 1-4 バイオマスプラスチックの将来性

2.DNPバイオマスプラスチック包材「バイオマテック®」
 2-1 「バイオマテック®PETフィルム」の開発
  @ 製造方法とバイオマスプラスチック度
  A LCAによる環境影響評価
  B 採用事例
 2-2 「バイオマテック®IB-PET(透明蒸着)フィルム」の開発
  @ 開発の背景
  A 物性
  B 採用事例と応用展開
 2-3 「バイオマテック®VM-PET(アルミ蒸着)フィルム」の開発
  @ 開発の背景
  A 物性
  B 採用事例と応用展開
 2-4 「バイオマテック®」シリーズの開発
  @ バイオマテックシリーズの紹介
  A 採用事例と応用展開

3. 証明と表示
 3-1 バイオマスプラスチック度とその測定
 3-2 バイオマスマークについて

【質疑応答 名刺交換】

【登録日】2015.06.16

登録者情報

【登録日】 2015.06.16

【登録者】&Tech

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