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イベント情報ニホンライチョウの現状と保護

ニホンライチョウの現状と保護

【カテゴリ】 自然環境 野生動植物

【開催日】2014.12.16

【開催地】岐阜県


以下のセミナーを開催しますので、ぜひご参加ください。

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動物繁殖学研究室 & 附属野生動物管理学研究センター 合同セミナー
「ニホンライチョウの現状と保護」

【日 時】  平成26年12月16日(火) 16:20 〜 18:10

【場 所】  岐阜大学応用生物科学部101講義室 (岐阜市柳戸1-1)

【対 象】  一般市民,行政関係者,学生・教職員 等 (入場無料・事前申込不要)

【主 催】  岐阜大学 応用生物科学部 動物繁殖学研究室
岐阜大学 応用生物科学部 附属野生動物管理学研究センター
本セミナーは、「動物園学」特別講義 と 第19回野生動物管理学研究センターセミナーとの、複合的な位置付けのもとに開催されます。

【プログラム】
16:00 〜  開場・受付開始
16:20 〜 16:30 開催趣旨説明・講師紹介
 楠田哲士(岐阜大学 応用生物科学部)
16:30 〜 17:40 講演 「ニホンライチョウの現状と保護」
 中村浩志(信州大学 教育学部)
17:40 〜 18:00 話題提供 「大型野生動物の高山帯への侵入:岐阜県の現状と今後の課題」
 角田裕志(岐阜大学応用生物科学部附属野生動物管理学研究センター鳥獣対策研究部門)
18:00 〜 18:10 閉会挨拶・事務連絡

【開催趣旨】
国の特別天然記念物ニホンライチョウ(Lagopus muta
japonica)は,岐阜・長野・富山では県のシンボル「県鳥」に指定されています。岐阜県内の生息地としては,北アルプス,乗鞍岳,御嶽山,白山が一部含まれており,このうち岐阜県高山市と長野県松本市にまたがる乗鞍岳には,比較的大きな独立集団があり,生息状況は比較的安定していると言われています。しかし,ニホンライチョウ全体の個体数は,1984年以前は約3000羽と推定されていましたが,最近の調査では2000羽以下にまで減少していると推定されています。その減少要因として,キツネやカラスなどの生息域拡大による捕食の増加,山岳環境の汚染,開発による生息地の減少,ニホンジカの侵入による高山植生の破壊などが挙げられています。

このような状況から,2012年,環境省レッドリストにおいてニホンライチョウは絶滅危惧TB類にカテゴリーが引き上げられました。そして,環境省を中心に「ライチョウ保護増殖事業計画」も発表されました。日本の奥山に棲む,神の鳥とも呼ばれるニホンライチョウ,そしてその聖域であったニホンライチョウの生息地に危機が迫っています。神の鳥を失わないように,生息域内の高山帯と生息域外の動物園において様々な調査研究や保全活動が行われています。このようなニホンライチョウの現状を紹介するパネル展「ニホンライチョウの危機―神の鳥を失わないために」を,現在,岐阜大学図書館で開催中です。このパネル展にも大いにご協力いただいている信州大学の中村浩志先生から,ニホンライチョウの置かれている状況,生態調査や保護活動の最前線について,最新情報をご紹介していただきます。パネル展とあわせて,ニホンライチョウのこと,山岳環境のことを考えるきっかけにしていただければ幸いです。


★☆ 9:00 〜 21:30 (自由見学)
ライチョウパネル展 in ぎふ 「ニホンライチョウの危機 ― 神の鳥を失わないために」
岐阜大学図書館にて開催中
http://www1.gifu-u.ac.jp/~lar/contents/lar_event/lar_event.html


【お問合せ先】
岐阜大学 応用生物科学部 附属野生動物管理学研究センター 鳥獣対策研究部門
Tel / Fax 058-293-3416 (担当:原口句美)
E-mail rcwm@gifu-u.ac.jp
http://www1.gifu-u.ac.jp/~rcwm/

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【登録日】2014.12.10

登録者情報

【登録日】 2014.12.10

【登録者】森部

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